滋賀は「うなぎ」の隠れた名産地?県内の歴史ある名店など5選紹介します!

滋賀県の琵琶湖でうなぎが獲れることはご存知でしょうか？
うなぎの名産地といえば静岡県の浜名湖などが有名。琵琶湖のイメージはあまりないかもしれません。

近江びわ子

琵琶湖で獲れる魚といえば「鮎(アユ)」や「鮒(フナ)」のイメージが強いですね。

滋賀県の郷土料理である「鮒寿し(フナズシ)」等が有名ですから仕方ありませんね。
しかし琵琶湖は「うなぎ」の名産地でもあるんです！

滋賀太郎

滋賀県にはなんと江戸時代からうなぎを販売するお店が存在していたりと、地元に根づいた食材として定着しています。

今回はそんな滋賀県内のうなぎ屋さんを5店舗紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。

滋賀県の琵琶湖は「うなぎ」の名産地

実は、この琵琶湖のうなぎがどこから来たのかはっきりと分かっていません。うなぎは海と湖を行き来する珍しい魚なのですが、琵琶湖と海をつなぐ川は現在、人口の関があり自然に往来することは不可能。過去に往来していたうなぎの生き残りか、人間が他の地域から放流したなど様々な説があります。

現在では稚魚の放流もされていますので、琵琶湖という湖を使用した養殖だと言えなくもありませんが、滋賀県においては天然うなぎとして扱われています。

琵琶湖のうなぎはその大きさから名称が変化します。1キロ以上のうなぎは「木(ぼく)」と呼ばれ、太く大きいうなぎは「松皮(まつかわ)」と漁師の間では呼ばれています。琵琶湖ではこの大きな「松皮」がよく獲れることが有名で、市場での評価も非常に高く人気なのです。

近江びわ子

過去には全長117cm、体重3.7kgという、通常の約10倍の大きさまで成長したニホンウナギが見つかったこともあるらしいですよ！

滋賀県内のうなぎ店5選をご紹介

そんな琵琶湖を持つ滋賀県ですので、美味しいうなぎ屋さんも沢山あります。本記事ではその中でもオススメの5店舗を紹介します。

うなぎと言えば夏場の「土用の丑の日」に食べる方が多いかもしれませんが、実は冬眠前の秋から冬にかけてのうなぎは脂乗りが良く旬の時期だとされています。年中美味しく食べられるうなぎは夏バテ防止の食材にもなっている通り栄養抜群！

豊富なビタミンとミネラルで消化にも良く、まさに精がつく料理の代表格のうなぎ料理を滋賀県で楽しんで下さい！

店舗詳細につきましては記事作成時(22年4月)のものです。最新の情報は各自ご確認下さい。

それでは早速参りましょう！

滋賀県のうなぎ屋さん①うなぎ料亭山重

画像引用元：山重公式HP

1店舗目は「うなぎ料亭山重」。こちらは「瀬田の唐橋」の近くで約400年前に創業した、うなぎの引き売り屋台「山形屋右重衛門」が起原という大変長い歴史を持つお店。現在では兵庫県にも店舗を構える人気店となっています。

瀬田一帯で獲れるうなぎは、昔から大ぶりで活きが良かったため大変人気だったそうです。山形屋右重衛門はそのうなぎを蒲焼きにした「瀬田鰻(うなぎ)」という商品を販売していました。そのような歴史があり、この山重では現在でも提供しているうなぎのことを「瀬田鰻」と呼んでいます。

400年もの間、形を変えながら現代の我々にもその姿を残している貴重なお店。うな重(3,080円〜)からひつまぶし(3,190円〜)など様々な料理が揃っており、その歴史の深さと共にきっと大満足できるお店です。

動画紹介

近江びわ子

驚きの歴史があるお店！
こちらの動画では山重さんについて更に詳しく知れますよ！

店舗情報

アクセスマップ

画像引用元：Google Map

⬇こちらの記事では滋賀県ならではのグルメについて詳しく記載しています。
是非参考にしてみてください！

滋賀県のうなぎ屋さん②逢坂山かねよ

画像引用元：かねよ公式HP

2店舗目は「逢坂山かねよ」。この店名にもある「逢坂山」は滋賀と京都の県境にある峠の名前です。古くは平安時代の短歌にもその名前が出るなど旧東海道上での重要な拠点であり、歴史上の偉人が数多く通った有名な関。

そんな場所にあるかねよは、明治5年創業と創業150年にもなる老舗。大正時代には詩人である野口雨情が「鰻料理は逢坂山にひびくかねよか日本一」と詠んだことから、現在でも「日本一のうなぎ」とも謳っているお店でもあります。

有名なメニューは「きんし丼」(2,300円〜)と呼ばれる、うな重の上に卵焼きを乗せたもの。見た目のインパクトもさることながら、その味も格別。タレはあっさりしていながらもコクがあり、卵焼きもちょうどいいアクセントになっています。各種メディアでもよく取り上げられる有名店ですので予約して行ったほうが安心かもしれません。

動画紹介

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こちらの動画で「きんし丼」の調理風景が見られます。
丁寧に焼かれたうなぎと、ふわふわの卵焼きがたまりません！

店舗情報

アクセスマップ

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滋賀県のうなぎ屋さん③炭櫓(すみやぐら)

画像引用元：ぐるなび炭櫓

3店舗目は「炭櫓」。こちらは創業者が名古屋でひつまぶしを食べた際、感動を覚え滋賀県に出店されました。現在では地元で人気のうなぎ屋さんとなっており、ひつまぶし(2,450円〜)だけではなくうな重(2,450円〜)などの通常メニューも取り揃えております。

うなぎの個体差を見極めて、それぞれに適切な焼き加減で仕上げる調理は、焼き師と呼ばれる職人の技が光ります。さらに創業当初から注ぎ足し続けた秘伝のタレと合わさり、このお店唯一の味となっています。

現在では第一号店の近江八幡だけではなく、京都市内にも出店されている人気店。本格的なひつまぶしが関西でも食べられるのは非常に魅力的ですね。

動画紹介

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こちらの動画は炭櫓さんの焼きに対するこだわりを知れます。
とっても大変そうですが、美味しそうです…

店舗情報

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滋賀県のうなぎ屋さん④うなぎや源内

画像引用元：うなぎや源内公式HP

4店舗目は「うなぎや源内」。こちらはうなぎだけではなく、鮎(アユ)などの川魚を専門に、50年余りの間地元に料理を提供されているお店です。周辺は彦根城の城下町であり、現在では観光地となっている「彦根キャッスルロード」にあります。観光ついでに寄りやすいことは魅力的。

木村水産(株)という彦根市の水産会社が経営されているお店ですので、素材に対する思い入れは非常に強く、その時々で仕入先を変更しており季節や生育状況によって最適な地域を選定されています。

こちらでも「源内ひつまぶし」(3,200円〜)というひつまぶしを食べられます。また「活け締水」という処理をうなぎにすることで、調理後のうなぎが身の締まった臭みのない味わいへと変化するそうです。

動画紹介

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こちらの動画で店内の様子がご覧いただけます。
色々なお土産メニューもあって楽しそうですね！

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滋賀県のうなぎ屋さん⑤大谷茶屋

画像引用元：大谷茶屋公式HP

最後に紹介するお店は「大谷茶屋」。この店舗は先程紹介した「逢坂山かねよ」のすぐ近くに位置するお店です。築100年以上の古民家を改装した店内を持つ大谷茶屋は創業50年以上の老舗。ジャズが流れるおしゃれで落ち着いた空間となっています。

こちらで使用しているうなぎは愛知県の三河一色地方から、毎日その日に使う分のみ直送されてきます。創業当時から三代続く秘伝のタレと製法で作られる「うな重」(2,680円〜)は絶品。さらに数量限定の「鰻の肝焼き」(950円)も大人気メニューとなっています。

「逢坂山かねよ」も近くにあることからか、うなぎ注意の看板が出ていたりと周辺観光も楽しめます。京都市内から京阪電車でも行きやすいお店ですので、是非お立ち寄り下さい。

動画紹介

近江びわ子

こちらの動画で最寄り駅からお店周辺も見られますよ！
店内もモダンな雰囲気でおしゃれです！

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画像引用元：Google Map

まとめ

いかがでしたでしょうか？

琵琶湖が意外なうなぎの産地ということと、滋賀県にある様々なうなぎ屋さんを知っていただけたかと思います。最後に今回紹介したお店を振り返っておきましょう！

どれも特色あって一度は訪れてみたいお店ですね。

本サイトでは他にも様々な滋賀県の情報を発信しています。よければ是非他の記事も見に行ってみてください。

ありがとうございました。

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