人の手で魚などを育てる「養殖(ようしょく)」。安定した食糧自給などにも欠かせない技術ですよね!
滋賀には広~い琵琶湖もありますし、天然の資源だけでもじゅうぶん漁獲がありそうな気がしますが……。養殖もやっているんですか?
はい、そうなんです! 養殖にも力を入れられている県なんですよ。太郎さんだって日々の食卓で、養殖されたお魚を食べているかもしれませんね!
この記事では、滋賀の養殖業にスポットを当ててお伝えします。「滋賀では、どんな魚が養殖されているのか?」「どんな養殖場が県内にあるのか?」サクッと軽めに紹介していきますね!
ぜひ、最後までお読みください。
※ 施設情報は記事作成時のものです
滋賀にも養殖業がある!

滋賀でも養殖業が営まれています。養殖されている魚は施設・会社によってさまざまですが、「ビワマス」「ニジマス」「アユ」などが養殖でも育てられています!
【豆知識】養殖と栽培漁業の違いは?
- 養殖……稚魚から「いけす」の中で食用に適した大きさになるまで育てます。
- 栽培漁業……稚魚を育てた後、自然環境に放流。大きく育った頃に漁獲します。
稚魚の育成から始まって大きく成長するまで、ずっと人の手で管理して育てる技術なんですね!
養殖されている魚の例1:ビワマス
琵琶湖の固有種の1つ。滋賀県の名物料理としても親しまれ、もともとは特別な時に食されるような高級魚です。
- 分類:サケ科
- 大きさ:成魚は40~60cmほど
- 食べ方:焼魚、刺身、揚げ物、ムニエルなど
養殖されている魚の例2:ニジマス
北米由来の外来種です。
英名では「レインボートラウト」と呼ばれ、虹色の光沢を持つことから名前がついたそう! 今では日本の全国各地で養殖されている、食卓でもメジャーな魚です。
- 分類:サケ科
- 大きさ:40~80cmほど
- 食べ方:焼魚、刺身、揚げ物、ムニエルなど
養殖されている魚の例3:アユ
日本では全国の清流で見られる淡水魚。別名「年魚」で、おおむね1年しか生きられない短命でもあります。「香魚」「アイ」とも呼ばれます。
そして日本での鮎の養殖は、琵琶湖の鮎を用いて行われたことが始まりといわれています!
- 分類:アユ科
- 大きさ:10~30cmほど
- 食べ方:塩焼き、生食、揚げ物、煮びたしなど
滋賀で鮎料理なら、「鮎家の郷」さんもおすすめですよ!
他には、こんな魚も!
ビワマス、ニジマス、アユ以外にも、さまざまな魚の養殖が行われています。
- イワナ
- アマゴ
- マス
- フナ
- コイ
- トラフグ(試験養殖)
- ヒラメ(試験養殖)
▽ おすすめ関連記事|フナも養殖・稚魚の放流が行われています!
滋賀の養殖場

滋賀にはたくさんの養殖場があります。中には、一般の人も見学や体験ができる所もあります!
観光向けの養殖場ばかりではないから、体験もできる施設があるのはありがたいですね!
「遊ぶ・食べる」もできる養殖場は!?
おすすめは「永源寺グリーンランド」「醒井養鱒場」。観光やアクティビティ体験ができる場所としても人気のスポットです!
おすすめ1:岩魚の里 永源寺グリーンランド
自然渓流エリア・人工渓流エリア・釣ってつかみ取りエリアなど、複数のエリアでそれぞれの釣り・魚遊びが楽しめます。バーベキューハウスもありますよ!
自家養殖されたイワナ・アマゴは直売もされています。
アクセス情報
- 所在地:滋賀県東近江市甲津畑町67
- サイト情報
- 公式サイト:岩魚の里永源寺グリーンランド
おすすめ2:滋賀県 醒井養鱒場
1878年(明治11年)設立の、歴史ある県営の養殖場です。ミニ水族館や体験学習・釣りもでき、敷地内には複数の飲食店も併設されています。
アクセス情報
- 所在地:滋賀県米原市上丹生1570
- サイト情報
- 公式サイト:滋賀県醒井養鱒場
- 関連サイト:滋賀県|醒井養鱒場 のページ
▽ 公式SNSの投稿より。時には、珍しい体色の展示を見られることも!
他にも滋賀には養殖業の企業などがたくさんあります!
- 池田養鱒場
- 近江鮎株式会社
など
また、これらの企業などが参加する協同組合もあります。どんな企業が集まっているのか、組合の公式サイトからもリストが見られます。
なぜ養殖が必要なの?

「海や湖で自然に泳いでいる魚だけでいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、養殖技術は私たちの食卓や自然環境を守るためにも欠かせません。
- 安定した食糧供給ができる
- 絶滅をふせぐ
といったメリットがあります。
養殖のメリット1:食糧供給が安定する
自然環境下では、どうしても「漁獲の良い年」「漁獲の悪い年」がでてきてしまいます。獲れる魚のサイズもまちまちです。
養殖では魚の成長を管理できるので、天然の魚よりも安定した供給ができます。たいていは養殖の方が価格も低めに抑えられるので、家計に優しい食卓の味方でもあります。
養殖のメリット2:絶滅をふせぐ
現代では、環境の変化やたくさんの漁獲などから絶滅危惧種となっている魚も少なくありません。琵琶湖でも固有種の減少が危ぶまれています。
養殖の魚を食べれば、その分、天然の魚の絶滅リスクも軽減できますね。手で育てることで増殖させ、生態の研究もできるのです。
しかし、本来は自然の生き物である魚たちを養殖するのは、文明の発達した現代でもまだまだ難しいんです……。
日々、努力と研究が重ねられているのですね!
まとめ
この記事では、滋賀で養殖されている魚や、県内の養殖場の紹介をいたしました。
- 滋賀で養殖されている魚……ビワマス、ニジマス、アユなど
- 滋賀の養殖場……「永源寺グリーンランド」「醒井養鱒場」など
琵琶湖での天然資源の漁獲もある滋賀県ですが、さまざまな魚の養殖にも力を入れられています。養殖は「食糧供給が安定する」「絶滅をふせぐ」といったメリットの側面もある、くらしにも欠かせない大切な技術です。
養殖された魚は出荷・直売もされていますので、ぜひ、食卓にも取り入れてみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。






