ゴールに向けて互いにスティックでボールを打ち込み、点数を競い合うホッケーのスペシャリストであるホッケー選手。競技大会で見るその姿は観客側を盛り上げています。

ホッケーには陸上で行われるフィールドホッケーと氷上で行われるアイスホッケーに分かれています。

日本では浅川増幸選手(フィールドホッケー日本代表主将、ロサンゼルス五輪銀メダリスト)や久保英恵選手(アイスホッケー女子日本代表)などが日本を含む世界各国で活躍しています。

そして滋賀県にも日本を含む世界各国で活躍した著名なホッケー選手が出身地なのはご存じでしょうか?「滋賀に有名なホッケー選手?」とイメージがつかない方もいるでしょう。

そこでこの記事では滋賀県出身の著名なホッケー選手を3人挙げて、注目ポイントを交えながらご紹介します!

近江びわ子
近江びわ子

どんな選手なのか楽しみですね~!

特にホッケーとホッケー選手が好きな方には見逃し注意です!

滋賀のホッケー選手1:西村泰昭選手

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最初の1人目は滋賀県坂田郡伊吹町(現滋賀県米原市)出身の西村泰昭(にしむらやすあき)選手です。1983年生まれの西村選手が生まれた伊吹町はホッケーの町として知られ、後に米原市に合併されます。

小学4年生からホッケーを始め、伊吹高校を経て天理大学に進学します。学生時代に頭角を現し、個人賞を多く受賞するなど活躍しました。大学卒業後には男子ホッケーの名門である表示灯株式会社に入社し、ホッケー選手として活躍していきます!

学生時代から頭角を現した西村選手の注目ポイントはこちらです!

西村選手の注目ポイント

ポイント

  • 天理大学在学中にU21日本代表に選ばれた経験があり、最優秀選手に選ばれている。
  • ドイツで開催された2006年のW杯(ホッケー・ワールドカップ)で、歴代最高位に並ぶ9位となり、日本のホッケー界に大きな貢献を果たす。

日本でも最優秀選手に選ばれ、W杯では歴代最高位に並ぶほどの活躍を見せた西村選手。2008年4月には北京五輪最終予選に挑みました。しかし出場権を獲得できず、オリンピックでの初出場を逃してしまいます。もし最終予選を突破し北京五輪で日本代表として出場していたら、活躍次第でメダル獲得の可能性もあると思われますし、オリンピック界で大きな功績を残していたかもしれません。

現在は現役のホッケー選手として活動しながら、聖泉大学ホッケー部のコーチングスタッフとして後進の成長に尽力されています。これからの西村選手の活躍に注目ですね!

参照: 聖泉大学|ホッケー部スタッフ紹介

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滋賀のホッケー選手2:山堀貴彦選手

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2人目は滋賀県坂田郡伊吹町(現滋賀県米原市)出身の山堀貴彦(やまほりたかひこ)選手です。1974年生まれの山堀選手は西村選手と同じ出身地です。

10歳からホッケーを始め、小学6年生のときに全国スポーツ少年団交流会で準優勝しました。中学時代では全日本中学ホッケー選手権大会で準優勝をしていることから、既に相当な実力が備わっていますね!

大学時代は天理大学ホッケー部に入部しました。部員には全国で名のしれた選手たちが集まっていました。部活内の環境から競争意識を持ち、「落ちこぼれたくない!」という思いからホッケーに取り組んだそう!そして徐々に頭角を現し、ホッケー選手として活躍していくのです!

そんな周りの部員に負けず、ホッケー選手としての頭角を現した山堀選手の注目ポイントはこちらです!

山堀選手の注目ポイント

ポイント

  • 大学在学中に関西学生ホッケー最優秀選手に選ばれた。
  • 大学4年からフィールドホッケーの日本代表に選ばれ、13年の日本代表歴を持つ。
  • 選手人生で国民体育大会13連覇を果たすなど、多くの国内大会での優勝に貢献した。
  • 日本リーグではMVP2回、ベストイレブン6回、得点王5回を受賞した。
  • アテネ五輪・北京五輪予選では代表キャプテンを務めている。
  • 2010年アジア競技大会ではキャプテンとして出場し、6位に入賞した。

13年の日本代表歴を持ち、多くの国内大会で活躍した山堀選手。そして国外にもチームのキャプテンとして出場するなど日本のホッケー界には必要不可欠な存在ですね!

しかしシドニー五輪・アテネ五輪・北京五輪での予選で、出場権を獲得できませんでした。もし3つの五輪で1つでも出場できていたら、オリンピック界で大きな功績を残せていたかもしれません!

現在は現役を引退し、聖泉大学ホッケー部の監督に就任しています。ご紹介したコーチングスタッフの西村選手と後進の育成に力を注いでいます。自身の経験を生かして、将来有望な選手を育ててほしいですね!

参照: 聖泉大学|ホッケー部スタッフ紹介

滋賀のホッケー選手3:田中健太選手

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最後の3人目は滋賀県米原市出身の田中健太(たなかけんた)選手です。1988年生まれの田中選手は小学3年生のときにホッケーを始めています。将来の夢はオリンピック出場だそう!

天理高校(ホッケーの強豪校)卒業後、関西1部リーグ決勝戦常連の立命館大学に進学して、ホッケーに全力で取り組んでいます。在学中のホッケー部で選手が主体となって行動していたため、「自分で考える」という習慣が田中選手の競技人生において生かされています。

そんな「自分で考える」をモットーにした田中選手の注目ポイントはこちらです!

田中選手の注目ポイント

ポイント

  • 2015年第70回国民体育大会で優勝を果たす。
  • 2018年アジア競技大会では男子ホッケー日本代表エースストライカーとして出場し、金メダルを獲得。日本の初優勝に貢献した。
  • 日本ホッケー男子代表のチームだけではなく、オランダの強豪リーグに所属している。
  • 2021年に2020東京オリンピックの男子ホッケー日本代表として選出された。
  • 東京オリンピックでは敗退したが個人としては5試合でフィールドゴールを5得点あげ、フィールドゴール単独のランキングが1位での活躍をみせた。

2018年アジア競技大会で日本男子ホッケーでの初優勝や2020東京オリンピックでFG単独1位という大活躍をみせた田中選手。東京オリンピックではメダル獲得には至りませんでしたが、日本のスポーツ界・ホッケー界において必要不可欠な存在です。2024年4月現在も現役のホッケー選手として活動されていますので、これからの田中選手の活躍に注目ですね!

参照:田中健太|東京オリンピック

まとめ

以上で滋賀県出身の著名なホッケー選手の中から3人を挙げ、注目ポイントを交えながらご紹介させていただきました!

今回の記事でまとめさせていただきますと以下の通りです!

  • 選手1:学生時代から頭角を現し、日本のホッケー界に大きな貢献を残す西村選手。
  • 選手2:男子ホッケーチームのキャプテンとして活躍し、聖泉大学の監督として後進の育成に尽力する山堀選手。
  • 選手3:日本のホッケー界ではまだまだ必要不可欠な現役の田中選手。

西村選手と田中選手は現時点では現役のホッケー選手として活動していますので、これからも日本のホッケー界にてさまざまな活躍をすることに期待です!そして現役引退後の山堀選手も大学のホッケー部監督として、将来有望な選手を育て上げてほしいですね!

今回ご紹介した3人だけではなく、滋賀を含む日本全国にも世界各国で活躍するホッケー選手がいますので、注目してみてはいかがでしょうか?