2024年、野球で「滋賀県で6校連合」という話題が出ました。
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連合とは、どういう状況なのでしょう? あまり詳しくないから、話題についていけなくて……。
そうなんですね!? では、連合制度についても一緒に解説しますね!
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話題の「連合」を知れば、高校野球のことをもっと深く理解できますよ! 2024年に滋賀県の高校野球で何があったのか、
- 滋賀県での6校連合について
- そもそも連合とはどんな状況なのか
を、わかりやすく簡単にお伝えします。ぜひ最後までお読みくださいね!
【2024年】滋賀の高校野球「6校連合」とは

2024年に滋賀で行われた、高校野球での「6校連合」。チームを組んだのは、
- 安曇川(高島市)
- 湖南農業(草津市)
- 信楽(甲賀市)
- 甲南(甲賀市)
- 愛知(愛知郡愛荘町)
- 長浜農業(長浜市)
の6つの高校(高等学校)でした。部員不足でそれぞれ単独では出場できないため、6校合わせて1つの連合チームを作って、大会に臨んだのです。
大会出場するために結成
背景にあるのは、野球部の部員数の不足です。
野球は9人で1チームを作るスポーツ。部員数が9人に満たなければそもそも成り立ちませんし、たとえ9人ギリギリでも1人でも病欠などのトラブルがあれば活動に支障が出てしまいます。
練習試合をするなら、対戦相手のチームも必要ですよね。
そこで2024年の滋賀県では、部員数が足りなかった6校が手を取り合って、計18人から成る連合チームを組むことになったのです。
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全国高校野球選手権大会では、こうしたケースでの連合チームでの出場が認められています。
2024年には県内での「過去最多」が更新された
これまでにも連合チームを組んでの出場はありました。以前までの県内最多は「5校連合」までだったので、2024年の6校連合で、県内での連合チームでは最多となりました。
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6校集まって、ようやく計18人ですか……。単純計算でも1校あたり平均3人の部員と考えると、部員が不足している現状がよくわかりますね……。
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そもそも、「連合チーム」ってどんな制度?

全国高校野球選手権大会での「連合チーム」とは、全国的に学校の統合や廃校が進む中で生まれた制度です。統廃合によって部員が不足してしまい出場できなくなってしまう事態からの救済措置として、特別に認められています。
初めて適用されたのは約28年前
初めて適用されたのは1997年(平成9年)の高知県でした。高岡高校宇佐分校(現在は高知海洋と統合)と高知海洋の、2つの高等学校で結成。初めての試みで、日本高野連や県教育委員会を説得してのことだったそうです。
2012年から「部員8人以下」と認められた
それまでは「統廃合を控えていること」が条件だった連合チームでしたが、徐々に条件が緩和され、2012年の夏からは「部員数が8人以下」と条件が変わりました。
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統廃合関係なく、部員が少なければ学校同士が手を取り合って出場できるようになったのですね!
出場割合はどのくらい?

今では全国的に連合チームを組んでの出場も増えています。
2021年に行われた第103回の大会では、全国で107チーム(結成の内訳は計309校)が連合で参加しました。この時の大会全体では3603チームが参加したので、そのうち約3%は連合チームだったということですね。
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少子化といわれてすでに30年。生徒数の減少を思うと「さもありなん」という感じではありますが……さみしいですね。
僕は「連合を組んで大会を目指したい!」という、部員たち1人1人や監督のひたむきな熱い想いを感じます! 応援したいですね!
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まとめ
この記事では、滋賀県の高校野球で話題となった「6校連合」についてをメインに解説しました。
- 6校連合とは、6つの高等学校がチームを組んで大会に参加すること
- これまで滋賀県内での最多は5校連合だったが、2024年に6校連合で最多更新した
- 救済措置として制度が認められている
- 全国的に増えている
学校の統廃合などさまざまな原因で、部員数が確保できなくなるケースが背景にあります。活動環境がなかなか整わない中でも、連合を組んで野球に取り組んでいるのですね。
高校野球の観戦や、テレビ中継などをご覧の際は、ぜひ注目してみてください!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。