銃器を使い、専用の射撃場で標的の的に向けて射撃するスポーツである“射撃競技“。スポーツや競技として広く行われており、夏季オリンピックでも競技種目にされています。
主にライフルや散弾銃、拳銃などを使い、標的の的を射抜くごとに、点数を競います。
日本でも麻生太郎氏(モントリオールオリンピック出場経験がある元射撃選手、現在は自由民主党副総裁)や井上恵選手(アテネオリンピックで日本代表として出場)、小西ゆかり選手(アテネオリンピックやロンドンオリンピックで日本代表として出場)が著名です。
そして滋賀県にも日本を含む世界で活躍した著名な射撃選手がいるのはご存じでしょうか?
「滋賀で有名な射撃選手?」とイメージがつかない方もいるでしょう。
どんな方なのか楽しみですね~!
この記事では滋賀県出身の著名な射撃選手の中から2人をご紹介し、注目ポイントで交えながらご説明いたします。特にスポーツや射撃競技が好きな方は見逃し注意です!
滋賀の射撃選手【2選】
紹介するのはこちらの2名の選手です。どちらも現役の女性選手です!
- 山田聡子選手
- 田畑実菜選手
紹介1:山田聡子選手
最初の1人目は滋賀県甲賀郡水口町(現在の滋賀県甲賀市)出身の山田聡子(やまださとこ)選手です。
1995年生まれの山田選手はピストルに精通しています。高校時代では野球部のマネージャーでしたが、射撃に興味を持ったことをきっかけに射撃部に中途入部しました。
射撃競技を始めたばかりでしたが、高校2年生で山口国体大会の少年女子ビームピストルに出場し、いきなり優勝するという驚くべき結果を果たしています!またこの大会の同種目で初代王者に輝いています!
高校卒業後、陸上自衛隊に入隊。自衛官になってから訓練に励んでいます。
また東京都練馬区、埼玉県朝霞市、和光市、新座市にまたがる朝霞駐屯地にある自衛隊体育学校(メダリストを輩出している)に所属し、射撃選手としての活動を開始しました!
山田選手の注目ポイント
高校時代で驚くべき活躍を見せ、自衛官と並立しながら射撃選手としての活動を開始する山田選手の注目ポイントはこちらです!
注目ポイント
- 2018年、ジャカルタで開催されたアジア競技大会にて日本代表に選出。エアピストル予選60発で549点をマークし33位となった。
- 2019年のアジア選手権大会で11位となった。
- 2020年、全日本選手権大会で25mピストルを制覇した。
- 2021年、2020東京オリンピック代表再最終選考会に出場し、エアピストル日本代表に内々定した。
- 内々定後には日本ライフル射撃協会理事会の承認を得て内定し、日本代表に決定した。
- 2020東京オリンピックで10mエアピストルに出場し、600点満点で570点をマークし、日本勢最上位の23位となった。
- 2021年には日本の射撃界で『将来のエース』と言われている。
高校時代で射撃の才能を発揮し、自衛官と射撃選手と言う二足の草鞋で活動する山田選手。オリンピックではメダルは獲得できなかったものの、射撃選手としての存在感が増した結果だったと思われます!
日本の射撃界では『将来のエース』と呼ばれていますので、これからの活躍に期待されている選手です!
現在は3等陸曹の自衛官と並行しながら射撃選手として活動されていますので、これからの山田選手の活躍にも注目ですね!
参照
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紹介2:田畑実菜選手
2人目は滋賀県甲賀市出身の田畑実菜(たばたみな)選手です。
1999年生まれの田畑選手は走ることが苦手だったらしく、母親の勧めで高校時代にライフル射撃部に入部しました。徐々に頭角を現し、高校三冠を果たすほどの活躍を見せています。
また高校卒業後はびわこ学院大学に進学しましたが、進学後の2年間は結果が出ない時期が続きます。しかし射撃選手として頭角を現すようになります。
田畑選手の注目ポイント
高校時代で射撃選手としての頭角を現した田畑選手の注目ポイントはこちらです!
注目ポイント
- 高校時代で選抜大会、国体、JOCカップで優勝し、高校三冠を果たしている。
- 2019年の茨城国体「成年女子エアピストル」で日本新記録を樹立。
- 2019年度第19回全日本ジュニアビームライフル射撃競技大会でビームピストル(標的)に向けて引き金を引き、レーザー線を発射する銃)女子1位となった。
高校時代で射撃の才能を開花させた田畑選手。大学進学後の2年間では成績が出ない期間が続きましたが、2019年では日本新記録を樹立するなど射撃選手としての活躍も盛り返しました!
現在は大学卒業後、株式会社西川ローズの職員として働く傍ら、射撃選手としての活動を続けられています。これからの田畑選手の活躍にも注目ですね!
参照
まとめ
以上で滋賀県出身の射撃選手の中から2人をご紹介させていただきました!
今回の記事でまとめさせていただくと…
- 選手1:日本の射撃界で『将来のエース』と呼ばれ、自衛官と射撃選手の二足の草鞋で活動する山田選手
- 選手2:高校三冠や日本新記録の樹立など射撃選手として期待される田畑選手
お2人ともに、日本の射撃界で活躍が期待されています。もしかしたらオリンピックにも出場されるかもしれませんね!
ご紹介したお2人だけではなく、さまざまな射撃選手がいます。ぜひ注目してみてはいかがでしょうか?