湖の他にも、山の自然にも恵まれた滋賀。たくさんの山がありますが、中には鍾乳洞(しょうにゅうどう)もあるのをご存じでしょうか?

滋賀太郎
滋賀太郎

滋賀には「中に入れる観光スポットになっている鍾乳洞」がある、と聞きました。僕、洞窟探検って初めてなんです!

どんなところかワクワクします! 探求心がくすぐられますね~!

近江びわ子
近江びわ子

どこにある、どんなスポットなのでしょうか。気になりますよね。この記事では、滋賀で鍾乳洞に入ることのできるスポット「河内の風穴」をメインに紹介いたします。

鍾乳洞のなりたちや注意点、近くの観光スポットも一緒にサクッと紹介しますね! ぜひ最後までご覧ください!

※ スポット情報は記事作成時のものです

滋賀の鍾乳洞「河内の風穴」|基本情報・特徴

※ 河内の風穴

滋賀の鍾乳洞といえば、「河内の洞穴」と呼ばれるスポットが有名です。湖東地方の犬上郡多賀町にあり、実際に中に入ることもできますよ!

基本情報

  • 所在地:滋賀県多賀町河内
  • 営業時間
    • 夏シーズン:9:00~18:00 (受付17:00まで)
    • 冬シーズン:10:00~17:00 (受付16:00まで)
  • 定休日:大雨・積雪時
  • 入場料
    • 大人:500円
    • 小人(5歳~小学生):300円
  • サイト情報

すぐ近くに専用駐車場(有料:500円)もあり、車でのアクセスが便利です。県道17号線沿いに進めば「風穴駐車場」の案内板が立っています。

駐車場から鍾乳洞の入口までの間も、苔や木々に覆われた自然の森林の風景を味わえる緑豊かな場所です。

特徴

「河内の風穴」には、次のような特徴があります。

  • 関西でも有数の広さ!
  • 入れるのは入口から一部の区間まで
  • ある程度、明かり・手すりなどで整備されている
  • 中は夏は涼しい・冬はあたたか
近江びわ子
近江びわ子

観光スポットとして、しっかり管理されているんですね!

特徴1:広さは関西有数

一見、入口は狭いのですが、中はとても広い洞窟です。3層構造になっており、中はあちこちが複雑につながった入り組んだ様相。総面積は約1,544㎡もあります!

特徴2:入れる場所は区間制限がある

とても広い洞窟ですが、安全面などから観光で立ち入れるのは入口から約200mほどの区間のみです。1階層・2階層を実際に歩いて見ることができます。

特徴3:明かりや手すりで整備されている

本来は真っ暗な洞窟内ですが、観光用にライトが設置されていて明るく照らされています。また、岩肌の道に沿って手すりがあり、通路のようになっています。

迷う心配がありませんので、安心して探索を味わえますよ!

特徴4:夏は涼しく、冬はあたたかく感じる

洞窟内の温度は一定になっていて、1年中12~13℃ほどで保たれています。特に、夏は避暑の涼しいスポットとして人気です。冬は外気で凍えた体をホッと休められる、不思議なスポットです。

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鍾乳洞ってどんな場所? 探索には注意点も

※ 河内の風穴

鍾乳洞とは洞窟・洞穴(どうくつ・ほらあな)の一種で、天然の地形物です。神秘的な造形を味わえるスポットであると同時に、中に入るには危険もあります

鍾乳洞はどうやってできる?

長い長い時を経て、石灰岩でできた地層に雨水や地下水などが染み入り、徐々に空洞化していったものを「鍾乳洞」と呼びます。ごつごつとした岩肌と、水分による湿気が特徴です。

中では、鍾乳石(しょうにゅうせき)・石筍(せきじゅん)などが見られます。

石の破壊・持ち帰りは厳禁!

天然記念物に指定された鍾乳洞では、中の地層を傷つけたり持ち帰ったりすることが禁止されています。入る際は注意しましょう!

滋賀太郎
滋賀太郎

鍾乳洞以外の洞窟は、また違うなりたちでできていますよ!

探索時に注意したいこと

洞窟によっては、滑落や生き埋め・窒息のリスクもあることを知っておきましょう。

フナウンサー
フナウンサー

観光スポットになっている場所は比較的、安全に楽しめます。しかし、万一に備えた注意は必要です。

万一への備え

  • 洞窟内では、ふざけない・走らない!
  • できるだけ単独行動はせず、家族などにも「○○へ行く、何時ごろに帰る」と予定を伝えておく
  • できるだけ軽装は避ける(しっかりとした靴、長袖・長ズボンの着用)

転倒や滑落のリスク

場所によっては落差もある洞窟内では、滑って転んだり縦穴に落ちてしまったりといった、予期せぬ怪我のリスクがあります。岩も水滴で湿っていたりして、屋外の地面に比べると滑りやすくなっていることも。

観光スポット化されていて手すりがあるところは、しっかり手すりを持って歩きましょう。滑りにくい靴や、長そで・長ズボンの着用もあるといいですね。

生き埋め・窒息のリスク

鍾乳洞は周囲だけでなく天井まで岩でできています。どんなにしっかりしているように見えても、地震や地盤変化などで環境が急に変わってしまうかもしれません。

ともすれば洞窟内から出られなくなってしまったり、空気の通りが遮断されてしまったりといった危険に遭ってしまうリスクも考えられるのです。

滋賀太郎
滋賀太郎

観光スポット化された洞窟でも、奥の方は危険だったりします。「立ち入り禁止エリア」に指定されたところは絶対に入らないようにしましょう!

私、非常用にお水とキャラメルを持っておこうかな……。

近江びわ子
近江びわ子

河内の風穴と一緒に楽しめる!【多賀町の観光スポット】

「河内の風穴」が有名な犬上郡多賀町では、他にも観光できるスポット・宿泊できる場所があります! 訪れた際は一緒に巡ってみるのもおすすめです。

参考サイト:多賀町観光協会

観光スポット

  • 多賀大社
  • あけぼのパーク多賀(多賀町立博物館)
  • ダイニックアストロパーク天究館
  • キリンビール滋賀工場

    など

宿泊

  • 多賀さとの宿 一圓屋敷(民泊)
  • かぎ楼(料理旅館)
  • 高取山ふれあい公園(バンガロー、キャンプ)

    など

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まとめ

この記事では、滋賀の鍾乳洞「河内の風穴」をメインに紹介しました。

  • 犬上郡多賀町にある!
  • 関西でも有数の広さがあり、中に入れる観光スポットとして整備もされている!
  • 天然の地形物で、入る時には注意も必要!

山の自然も豊かな滋賀でも珍しい、洞窟探検も味わえる観光スポットとして人気があります。近くには他のスポットや宿泊できる場所もありますので、泊まりながらゆっくり巡ってみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。