マイナスイオン溢れる山の中に、絶え間ない水の音……。滝には人を惹きつけてやまない魅力がありますね。
山に囲まれた滋賀には、滝も多いんですよ!
つい琵琶湖に目が行きがちですが、渓流もまた水の恵みですね。
この記事では、滋賀に数ある滝の中から、名の知られた滝を10選ピックアップして紹介します。比較的アクセスしやすい滝から、険しい難所まで。アクセス情報や参考サイトも添えてお伝えしますね!
滋賀の滝10選|早見表
滋賀にある滝の中から、特に名の知られた滝を10スポット紹介します。
名前(読み方) | 市町村名 | 備考 |
---|---|---|
神爾の滝 [しんじのたき] | 大津市 | 比良山 |
金仙滝 [きんせんたき] | 大津市 | 比叡山 |
飛龍の滝 [ひりゅうのたき] | 大津市 | 比叡山 |
楊梅の滝 [ようばいのたき] | 大津市 | 比良山系 |
三筋の滝 [みすじのたき] | 甲賀市 | 信楽町 鈴鹿山脈系 |
鶏鳴八滝 [けいめいはったき] | 甲賀市 | 信楽町神山 |
漆ヶ滝 [うるしがたき] | 米原市 | 霊仙山 ※登山コースが立ち入り禁止・遭難/熊に注意 |
青龍の滝 [せいりゅうのたき] | 米原市 | 竜宮山 |
九品の滝 [くぼんのたき] | 栗東市 | 金勝山 |
八ツ淵の滝 [やつぶちのたき] | 高島市 | 武奈ヶ岳 |
滋賀には滝がたくさん!
この他、東近江市の「永禅の滝」「識廬の滝(しきろのたき)」「龍門の滝」「天狗滝」「風越谷の滝」「山比古の滝」「阿弥陀菩薩の滝」「観世菩薩の滝」など、滝好きを魅了する美しい滝が県内のあちこちに存在しています。
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滋賀の滝はどこにある?どんなところ?|10選紹介
では、ここから紹介の10選を、1スポットずつ詳しく紹介しますね!
大津市
1・神爾の滝 [しんじのたき]
- アクセス:JR比良駅からバスに乗り「比良イン谷口」で下車、そこから徒歩
- サイト情報
神爾谷にある7つの滝をまとめて呼ぶ名称です。比良山の登山道「神爾谷コース」を40分ほど歩いたところにあります。
2・金仙滝 [きんせんたき]
- アクセス:京阪電鉄「滋賀里」から徒歩
- サイト情報
滋賀里町甲にある、崇福寺跡(すうふくじあと)の付近にある滝です。滝の横には「仙人が住む」と伝わる洞窟も。
3・飛龍の滝 [ひりゅうのたき]
- アクセス:京阪電鉄「坂本比叡山口駅」から徒歩
- サイト情報
坂本にある日吉大社境内にある、約2mの二筋の滝です。日吉大社には東本宮・西本宮がありますが、飛龍の滝は西本宮の方にあります。
▼ 関連記事|日吉大社については、こちらもご参考ください!
4・楊梅の滝 [ようばいのたき]
約76mもあり、滋賀県の中でも1番の落差があります。近くには「比良げんき村」があり、比良げんき村を越えてさらに山へと入ったところです。
甲賀市
5・三筋の滝 [みすじのたき]
- アクセス
- 電車:信楽高原鐵道「信楽駅」から車で約20分
- 車:新名神高速道路「信楽IC」から約30分
- サイト情報
甲賀市信楽町にあり、東海自然歩道の途中で出会える滝です。駐車場はありませんが国道からも近く、近くに休憩所もあり、アクセスしやすいのも特徴です。
6・鶏鳴八滝 [けいめいはったき]
- アクセス
- 電車:信楽高原鐵道 「信楽駅」から車で約15分
- 車:新名神高速道路「信楽IC」より約25分(駐車場ありですが、道幅が狭いので注意)
- サイト情報
8本の滝をまとめた呼び名で、その中でも最長の「鶏鳴の滝(けいめいのたき)」が有名です。鶏鳴の滝の近くは深い山間であるため、危険な箇所も。行かれる際はご注意ください。
鶏鳴の滝の他には、それぞれ「神有」「岩しだれ」「白布」「白蛇」「白神」「垂尾」「初音」の名がついています。
▼ 信楽観光協会のサイトにも注意が掲載されています。
参考:信楽観光協会|鶏鳴の滝をご見学のお客様へ(お願い)
米原市
7・漆ヶ滝 [うるしがたき]
- アクセス:上丹生登山口からの谷山谷登山道【閉鎖中】
- サイト情報
米原市上丹生の山中にある滝です。霊仙山では過去に遭難事故も多数起こっており、漆ヶ滝へと向かうルートは崩落もあって立ち入り禁止になっているようです。また、付近は熊も出没する地域です。
▼ 詳しくはこちらもご参考ください
参考:湖北地域消防本部|米原消防署管内の山岳事故啓発について(PDF)
参考:滋賀県山岳連盟|霊仙山遭難防止マップ(PDF)
8・青龍の滝 [せいりゅうのたき]
- アクセス
- 電車:JR「米原駅」からバス「番場」で下車し、そこから徒歩
- 車:北陸自動車道「米原IC」から車で約5分、そこから徒歩
- サイト情報
米原市番場の山中にある「鎌刃城跡(かまはじょう-あと)」、その付近にある滝です。修行の場でもあったようで、滝の傍には赤い鳥居が立っています。
道中は登山コースを辿っていくため、しっかりとトレッキングの準備をして行きましょう。ヒルや蜂なども出没する地域です。
栗東市
9・九品の滝 [くぼんのたき]
- アクセス
- 電車:JR「草津駅」からバスで約35分
- 車:名神「栗東IC」から約15分(駐車場あり)
- サイト情報
湖南最大級とされる滝で、滋賀県で最も有名な滝といえるでしょう。駐車場もありアクセスしやすいので、観光スポットとしても人気の場所です。
「九品(くぼん)」は仏教用語から名付けられたそうです。
高島市
10・八ツ淵の滝 [やつぶちのたき]
- アクセス:JR湖西線「近江高島駅」下車後、「高島市コミュニティーバス」で約25分、そこから徒歩約30分
- サイト情報
高島市鹿ヶ瀬にあります。その名がさす通り8つの淵からなる壮大な滝で、「日本の滝100選」の1つにも選ばれています。
キャンプ等を楽しめる「ガリバー青少年旅行村」から、遊歩道のハイキングで向かえる場所です。
滝見学の注意点
マイナスイオン溢れる山の中、滝の見学はワクワクすることでしょう。ですが、場所によっては楽しいことばかりではありません。
ハイキング・トレッキングに適した準備をしよう!
滝のある場所の多くは「山」です。街なかのように地面が整備されておらず、急な坂道や段差、場合によっては岩場を歩くこともあります。また、落石や滑落、野生動物との遭遇といった危険もあり得ます。
ハイキング・トレッキングに適した服装をし、準備を整え、充分に計画を練ってから出発しましょう!
場所や天候によっては遭難リスクも……。身近な人に「行き先」「どのくらいで帰る予定か」などあらかじめ伝え、難所にアタックする時は登山届の提出もお忘れなく!
荒らさない! 信仰の場であることも
日本では古来から、「山」「水場」などを神聖な場所として祀ってきました。名所で知られる滝の中にも、今でも信仰を集めているところもあります。
石碑やお供え物があっても、壊したり、勝手に持ち帰ったりしないようにしましょう。
誰かにとって大切な場所かもしれません。
まとめ
この記事では、たくさんある滋賀の滝の中から10選をピックアップして紹介しました。
滋賀の滝10選
- 神爾の滝
- 金仙滝
- 飛龍の滝
- 楊梅の滝
- 三筋の滝
- 鶏鳴八滝
- 漆ヶ滝 ※登山コース立ち入り禁止場所
- 青龍の滝
- 九品の滝
- 八ツ淵の滝
山に恵まれた滋賀には、有名・無名たくさんの滝があります。移ろいゆく自然と共に、その景観を楽しんでみてはいかがでしょうか。
中には厳しい山道を進んだところにあったりもしますので、しっかりと下調べの上、適切な服装・準備で臨むようにして頂けたらと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。