滋賀で暮らしていると、琵琶湖の水位が気になりませんか?
最近ずっと快晴で洗濯物がよく乾いて最高……なんて思っていたら、県知事がニュースで水不足だって言っている!節水を呼びかけている!なんてこと、ありますよね。
この状況はいつまで続くんだろう、いつになったら雨が降るんだろう、と不安を感じているみなさん!実は、水不足のときにだけ現れる「道」があることをご存じですか?
その状況が、まるでフランスのモンサンミッシェルのようだと有名なんですよ!
今回は、滋賀のモンサンミッシェルについてご紹介します。
滋賀のモンサンミッシェルの場所は?見られるのはいつ?
場所は、滋賀県長浜市のさざなみ街道です。
普段は小島の「奥の洲」が陸続きとなることで、滋賀のモンサンミッシェルが出現します。長浜市に渡来する水鳥のコハクチョウや、普段は船でしか近づけない竹生島を間近に見ることができますよ。
普段は湖の中ということもあり、ぬかるんでいるところがありますので、靴を汚したくないという人は長靴を持参してくださいね!
無料駐車場
「奥の洲」の真向かいとなる陸地に無料駐車場があります。看板が目立ちにくいので、見逃さないように注意してください。
だたし、滋賀のモンサンミッシェルは人気なので、道が現れた際には満車となっていることが多いです。歩くことに抵抗がない人は、距離はありますが別の駐車場に車を止めて歩いた方がいいかもしれません。
付近にはトイレがないので、済ませてから来るのがおすすめです!
道の出現条件
水位がマイナス50~60cmになると、道が現れて「奥の洲」に渡ることができます。
水位が下がらないと「奥の洲」には行けないの?
そんなことはないよ!カヌーで「奥の洲」を訪ねる体験ツアーが実施されているから、行ってみたい人は応募してね!
▼おすすめ記事:滋賀のモンサンミッシェルからも見える竹生島について知りたい人はこちらから!
琵琶湖の水位低下
琵琶湖では降水量が少なくなると水位が低下し、マイナス75cm以上になると、節水が呼びかけられ水不足が懸念されてきます。
取水制限
マイナス90cm以上で取水制限が実施される可能性があります。この時点では家庭に影響はありません。
取水制限とは、川の取水量を制限することですよ。
給水制限
給水制限が行われた場合、蛇口から出る水の量が少なくなってしまいます。適度に雨は降ってほしいものですね。
水位低下で現れるもの
滋賀のモンサンミッシェルの他にも、琵琶湖の水位が低下することで現れるものがあります。
1.坂本城の石垣
明智光秀が居城として築いた「坂本城」をご存じでしょうか。
石垣は大津城築城に使用されたため、残存の手がかりはほぼありません。しかし、水位低下により現れた石が石垣に使われていたとされるものであることが判明し、ここが坂本城の本丸の跡だということが判明しました。
2.石碑
長浜市にある長浜城は、豊臣秀吉が築城したと言われています。そこにあった「太閤井戸」という井戸の跡地を表す石碑は、普段は湖の中に立っていて近づけない状態ですが水位が低下することで歩いて行くことができますよ。
モンサンミッシェルとは
フランスのサン・マロ湾上に浮かぶ小島のことです。
潮の満ち引きが激しい場所であるため、満ち潮のときには海に浮かんで、引き潮のときには道が現れます。この状況が酷似していることから、長浜市の「奥の洲」が滋賀のモンサンミッシェルと呼ばれるようになりました。
まとめ
滋賀のモンサンミッシェルについてご紹介しました!
- 場所は滋賀県長浜市のさざなみ街道
- 無料駐車場があるけれど満車に注意!
- 水位が下がると道が現れる
水位がマイナス50~60cmになったら出現する道、というのが神秘的でいいですね。普段は歩けないところを歩けるという特別感がたまりません! 坂本城の石垣や井戸の跡地を示す石碑にも要注目です!
水不足は気にかかりますが、道が出現したら琵琶湖の様子を見るついでにでも、ぜひ行ってみてください。