滋賀は琵琶湖や伊吹山地、鈴鹿山脈などの自然に囲まれた土地です。その良質な自然を利用して様々な特産を生み出してきました。
滋賀独自の野菜や、おいしい牛肉、お米など沢山あります。しかし、全国で様々な特産がある中で、どれが滋賀産なのかは意外に知りませんよね?
名前だけ知っていても……
産地まで把握している人は少ないですね!
そんな方たちの為に、滋賀の特産をピックアップしました。この記事を読んで「これも滋賀県産だったんだ!」という新たな発見もあると思いますので、是非ご覧になってみて下さいね!
滋賀の特産一覧
そもそも特産とは、「ある特定の国や地域で産出されたもの」の事です。滋賀県で産出されたものが滋賀の特産になります。
滋賀の特産は沢山あるのですが、今回は農産物を中心に紹介していきますね。
今回紹介する滋賀の特産
- 近江牛
- 近江米
- 伝統野菜
- 日本酒
近江米や伝統野菜、日本酒は色々な種類がありますので、厳選して紹介していきます!
自然豊かな滋賀県。どんな特産があるのでしょうか?
一緒に見ていきましょう!
滋賀の特産①:『近江牛』
滋賀の特産品でもっとも有名なのは近江牛ではないでしょうか?知っている人も多いとは思いますが、知らない人の為に紹介していきますね。
『近江牛』の特徴
日本の三大和牛に数えられる近江牛。滋賀の良質な水と肥沃な土壌を生かし、栄養バランスに配慮した丁寧な飼育をしています。
そのおかげで霜降り度合いが高く、きめ細かな肉質と、脂の甘味、口の中に入れると、とろける美味しさが特徴となっています。
日本で最初のブランド牛肉としても有名なので、是非一度は食べてみて下さいね。
▽YouTubeでも近江牛専門のレストランが紹介されています。とても美味しそうですね。
近江牛は一度食べてみたい滋賀の特産ですよね
ステーキ、すき焼き、何でも美味しそうですね!
▽おすすめ関連記事|特産の近江牛が堪能できるお店を紹介しています。
滋賀の特産②:『近江米』の銘柄を厳選して3選紹介
続いては近江米を紹介します。滋賀県で生産されたものは全て近江米と呼ばれます。
近江米の中でも様々な銘柄がありますので、いくつかご紹介します。
近江米①:みずかがみ
みずかがみは、2013年からデビューしました。
みずかがみの特徴は、程よい粘りとまろやかな甘みです。また、冷めても美味しく食べられますので、おにぎりにするのもおすすめです。
みずかがみは温暖化対策品種として開発され、猛暑でも品質が安定してます。これからの滋賀県の中核を担うお米として期待されています。
▽SNSでみずかがみを紹介されていました。ハヤシライスと相性が良いようです。
近江米②:コシヒカリ
コシヒカリは新潟県のイメージが強いですが、滋賀でも生産されていて、滋賀県内の品種で1番の生産されているお米です。
コシヒカリはお米自体のうまみと香りが濃くて、しっかりした粘りが特徴です。北陸産のコシヒカリと比べると滋賀県産はやや歯ごたえがあります。
日本穀物検定協会の食味ランキングで「特A」の評価を受けていて、美味しさもお墨付きですよ。
▽SNSで滋賀のコシヒカリを使った料理を紹介されていました。混ぜご飯もとても美味しいようです。
近江米③:キヌヒカリ
キヌヒカリの名前の由来は、炊き上がりのご飯がつやつやな為名づけられました。
コシヒカリよりあっさりした口当たりで、冷めると甘みが増えるという特徴があります。お弁当やおにぎりにしやすいお米と言えそうですね。
炊き上がりがパラパラしているのと、見た目の美しさから関西のおすし屋さんで、酢飯としてよく使われています。
▽SNSでキヌヒカリを紹介されていました。弾力も魅力の1つのようですね!
滋賀の特産③:『伝統野菜』その一覧と厳選した3種を紹介!
滋賀には古くから育てられていた野菜が数多くあり、滋賀県内で明治以前から生産されている特徴ある野菜を「近江の伝統野菜」と呼んでいます。
滋賀の郷土料理に使われたり、保存食にしたりして、滋賀県民に親しまれてきました。県外では目にする機会も少ないと思うので、紹介したいと思います。
伝統野菜一覧
- 山田ねずみ大根
- 下田なす
- 杉谷なずび
- 杉谷とうがらし
- 水口かんぴょう
- 鮎河菜
- 日野菜
- 北乃庄菜
- 豊浦ねぎ
- 小泉紅かぶら
- 秦荘のやまいも
- 赤丸かぶ
- 伊吹大根
- 万木かぶ
- 近江かぶら
- 坂本菊
- 守山矢島かぶら
- 弥平とうがらし
- 大藪かぶら
▽伝統野菜の詳細はこちら
同じ野菜でも、普段目にしている野菜とは全く違いますね
味にもそれぞれ特徴があるようです。
伝統野菜①:赤丸かぶ
赤丸かぶはその名の通り、葉も中身も赤く染まっている見た目も美しい野菜です。米原市で古くから栽培されていて、収穫時期は11月~3月初旬で秋から冬にかけてが旬の野菜です。
赤丸かぶは、ぬか漬けや酢漬けで食べられることが多いです。漬けると甘みがでて、食感も良くなります。
最近ではサラダにしたり、スープにしたり、様々なアイデアの料理も増えてきていますよ。
伝統野菜②:豊浦ねぎ
豊浦ねぎは九条系の青ねぎで、形はやや細め、根元の白い部分は長め。11月末から3月末までが収穫時期で江戸時代から本格的に栽培が開始されたそうです。
糖度が高く、味も濃厚です。シャキシャキの歯ごたえで、煮ても歯ごたえが失われないのですき焼きに向いています。地元では湯がいて味噌につけて食べるのが主流。
料理する際に煮ても焼いてもいいので、とても使い易い伝統野菜です。
伝統野菜③:伊吹大根
伊吹大根は、伊吹山麓で古くから栽培されてきた野菜です。小ぶりの寸胴型で葉軸はきれいな赤い色をしています。11月から2月上旬が収穫期。
生で食べると、独特の甘みと辛みがあり、おろすといっそう辛みが引き立ちます。伊吹そばの薬味としてよく使用されています。
煮ると甘みが出る為、煮ものにするのがおすすめの食べ方です。
▽SNSで伊吹大根を使用したドレッシングを紹介されていました。ドレッシングなら色々な場面で活躍しますね。
▽おすすめ関連記事|西川貴教さんが監修した「イナズマ漬」にも伝統野菜が使用されています。試しにいかがでしょうか?
滋賀の特産④:『日本酒』厳選した3種類を紹介
滋賀は美味しいお米と良質な水源がある為、日本酒も美味しいです。酒蔵も多数存在していて色々な味の日本酒があるので今回は厳選して3選紹介していきます!
歴史の長い酒造も多いですよ
水が良いとお酒も美味しいですよね
滋賀の日本酒①:喜楽長
東近江市にある喜多酒造が造るのが喜楽長です。西暦1820年から酒造りをしている歴史ある酒造です。
上撰はふくよかな甘みと、米の旨味で料理を問わず晩酌に最適なお酒。辛口純米酒は麹が効いたしっかりした辛口で、キリッとした味わいが特徴。煮物や和食にとても合う仕上がりになっています。
純米大吟醸「愛おし」は喜多酒造がわが子のように作ったお酒で、旨味と甘みが強く、奥行きのある味わい。さらに、低温貯蔵で柔らかな酸味が味をまとめて深い味わいになっています。
参考:喜多酒造ホームページ
▽SNSで喜楽長を紹介されています。どんな料理にも合うお酒に仕上がっています。
滋賀の日本酒②:笑四季
笑四季酒造は、甲賀市に1892年から酒造りを開始しています。「きれいな甘さ」を軸にしているのが特徴です。
センセーション黒ラベル火入は定番酒として販売されていて、爽やかでフレッシュな香りとふくよかな味わい、軽快な切れ味が楽しめるお酒。欧風料理にあわせるのがおすすめです。
センセーション白ラベル火入はフレッシュさと奥ゆかしい吟醸香、きれいな甘みが特徴で和食との相性がとても良いですよ。
マスターピース阿はみずみずしい穏やかな気品ある香りと、複雑で凝縮された味わいを追求したお酒。
独創的なラベルも魅力的な笑四季。商品の見た目とお酒の味両方楽しんでみて下さいね。
参考:笑四季酒造ホームページ
▽SNSで笑四季を紹介されています。センセーション黒ラベル火入は後味スッキリの飲みやすいお酒です。
滋賀の日本酒③:萩乃露
萩乃露は、福井弥平商店が高島市で寛延年間(1748年~1751年)に創業し、260年以上の歴史を持つ酒造です。
上撰は飽きのこないまろやかなですっきりとした味わいで、冷やでも燗でも楽しめる晩酌酒。純米まごころは、味わい深くキレの良い純米酒、おだやかな香りの上質な晩酌酒として人気。
1番人気の吟醸純米は、程よい旨味と上品な香りが特徴で、幅広い料理と相性がとても良い食中好適酒になっています。
参考:福井弥平商店ホームページ
▽SNSで萩乃露の紹介をされています。辛口純米吟醸です。1番人気だけあって評価も高いですね。
▽YouTubeでも滋賀県の日本酒を紹介されています。参考にどうぞ!
まとめ
最後にこの記事をまとめたいと思います!
・『近江牛』
【特徴】霜降り度合いが高く、きめ細かな肉質と、脂の甘味、口の中に入れると、とろける美味しさ
・『近江米』3選を紹介!
・伝統野菜
伝統野菜一覧
- 山田ねずみ大根
- 下田なす
- 杉谷なずび
- 杉谷とうがらし
- 水口かんぴょう
- 鮎河菜
- 日野菜
- 北乃庄菜
- 豊浦ねぎ
- 小泉紅かぶら
- 秦荘のやまいも
- 赤丸かぶ
- 伊吹大根
- 万木かぶ
- 近江かぶら
- 坂本菊
- 守山矢島かぶら
- 弥平とうがらし
- 大藪かぶら
▽伝統野菜の詳細はこちら
・『日本酒』3選を紹介!
いかがでしたでしょうか?沢山の特産があったので、この記事で少しでも興味を持って頂けたらと思います。
同じ種類の野菜や米でも、自然環境が変われば特徴の違うものになりますし、機会があれば是非食べてみて欲しいです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。