琵琶湖が真ん中に位置し、総人口が約140万人という多さを誇る滋賀県。県庁所在地の大津市を始め、彦根市や長浜市、堅田市など多くの市が置かれています。

そんな滋賀県において交通の要衝・分岐点として重要な役割を果たしている市があります。

その市の名は滋賀県北東部の米原(まいばら)市です。観光名所がある彦根市(彦根城)や長浜市(長浜城跡、竹生島)が隣接。岐阜県との県境に位置しています。

しかし読者の方々の中には「米原市ってどんなところだっけ?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか? あまり米原市にはどういうところかイメージがつかない方もいるでしょう。

近江びわ子
近江びわ子

米原市はどんなところなのか気になりますね~!

今回は滋賀県の米原市についてご紹介し、交通・観光名所などを含めてご説明いたします!

特に滋賀県に興味がある方・観光で悩んでいる方は必見です!

1.米原市の概要

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まずは米原市の概要についてご説明いたします。

米原市とは?

米原市は滋賀県北東部(琵琶湖の北東辺り)に位置しており、長浜市や彦根市、犬上郡多賀町、岐阜県の大垣市、揖斐郡揖斐川町、不破郡関ケ原町と隣接しています。

面積は250.39km2、人口は約35,783人。市の木はイチョウ、ウバメカシ、貝塚伊吹、モクセイ、市の花はサツキとツツジ、市の鳥はウグイスとキジです。

香川県丸亀市(県内で第二の都市、丸亀城や丸亀うちわが有名)とは提携都市を結んでいます。

米原市は岐阜県との県境に位置しているのが大きな特徴です。

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▽関連記事|米原市に隣接している彦根市も人気の街です

2.交通の要衝として重要な地だった!

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そんな米原市は交通都市として知られています。

古くから米原は中山道と北陸道の分岐点として発達し、京都と江戸、中部地方と北陸地方から旅人や商人など人の往来が盛んな地でした。

その交通面の良さは現代でも続いています!

鉄道面

まずは鉄道のアクセス面についてご説明します。米原市内には米原駅を拠点駅とし、さまざまな路線が利用客を支えています。

  • JR東海では東海道新幹線(米原駅)や東海道本線(米原駅、醒ヶ井駅、近江長岡駅、柏原駅)。
  • JR西日本では東海道本線の一部である琵琶湖線(米原駅)、北陸本線(米原駅、坂田駅)。
  • そして私鉄では近江鉄道本線(米原駅)が走行しています。

ここで米原市の拠点駅である米原駅についてまとめさせていただきます!

米原駅の説明

  • 市の拠点駅である米原駅はJR西日本とJR東海の境界駅である。
  • 京都・大阪方面、岐阜・名古屋方面の東海道本線と敦賀・福井・金沢方面の北陸本線が乗り入れしており、関西・中京・北陸圏ともにアクセスが良い。
  • 唯一滋賀県内で新幹線の駅(東海道新幹線)が置かれており、東京などの関東圏と岡山・広島などの山陽圏に向かうことができる(こだま号は全停車、ひかり号は一部停車)
  • 特急「ひだ」(飛騨方面に向かう特急)や特急「しらさぎ」(名古屋から敦賀まで走る特急)、通勤特急「らくラクびわこ」(米原から大阪まで運行する通勤特急)といった優等列車が停車する。
  • 駅には“近江牛大入飯“や“湖北のおはなし“などの駅弁を販売されている。
  • 貨物駅が設置されており、物流面で支えている。
  • JRだけではなく、私鉄の近江鉄道本線と乗り入れができる。

米原市の拠点駅である米原駅はアクセスが良く、交通面・物流面で大きな活躍を遂げています! 

米原駅によって、滋賀県内から東京・名古屋・福井・大阪・岡山など多方面に移動することが可能になりました!(しかし東海道新幹線ののぞみ号は米原駅通過なので注意!)

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車でのアクセス

また米原市は鉄道だけではなく、車でのアクセスでも大きな役割を果たしています。

ここで車でのアクセスについての要点をまとめさせていただきます。

要点

  • 米原JCTでは名神高速道路と北陸自動車道が分岐している。
  • 国道8号(新潟県新潟市から京都府京都市まで)、国道21号(岐阜県瑞浪市から滋賀県米原市まで)、国道365号(石川県加賀市から三重県四日市市まで)が通っている(特に国道8号と国道21号は分岐している)。

主要な高速道路や国道が米原市で分岐し、交通の結節点としての役割を果たしています!(渋滞には注意!)

米原市は鉄道・車ともに交通面で重要とわかりますね!

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3.米原市の観光名所

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最後は米原市の観光名所についてご紹介します。

交通の要衝・分岐点として知られる米原市は歴史や自然などさまざまな魅力がある名所があります!

米原のオススメ観光名所

ここでは米原市のオススメな観光名所について4つを簡単にご説明いたします。

4つのオススメな観光名所

  • 柏原宿:中山道60番目の宿場。宿場町としての町並みが現在でも残されているだけではなく、敷地内にある柏原宿歴史館で柏原宿の歴史を知ることができる。
  • 醒井宿:中山道61番目の宿場。文化庁の日本遺産で「水と祈りの文化」として認定され、湖北八景の一つにも選ばれている。現在でも宿場町の風情がある町並みとしてオススメの名所である。
  • 番場宿:中山道62番目の宿場。江戸時代には物流の拠点として知られており、今でもその面影が残されている。敷地内にある蓮華寺(聖徳太子が建立したと伝わる寺)には重要文化財に指定された梵鐘(ぼんしょう)が保存されている。
  • 伊吹山:日本百名山の一つとして数えられる標高1,337mの山。高山植物の宝庫として有名。

古くから中山道と北陸道を分岐する交通の要衝として重要視されていました。宿場町としての面影が残されている観光名所が数多くあります。

また伊吹山や三島池(「農林水産省のため池百選」に選定)など自然資源が豊富な観光名所が多くあるのが米原市の魅力です!

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↓こちらは、実際に米原市を訪れた方のSNS投稿です。雄大な景色が一望できますね。

まとめ

以上で米原市についてご紹介し、交通・観光名所などを含めてご説明させていただきました!

今回の記事でまとめさせていただくと…

  • 1.米原市は滋賀県北東部に位置している人口35,783人の都市。
  • 2.鉄道面・車でのアクセスにおいて利便性のある交通の要衝・分岐点。
  • 3.観光名所には交通の要衝・分岐点としての面影を伝える歴史的な建物・遺跡や豊富な自然資源が多くある。

米原市には交通面での要地であり、往来・物流において重要な役割を担っています。また交通の要衝・分岐点としての面影を遺す歴史的な建物・遺跡や豊富な自然資源をいかした観光名所が米原の魅力です!

今回の記事で興味を持った方には、ぜひ米原市を訪れてみてはいかがでしょうか?