滋賀県の大津・草津と静岡県の沼津の漢字をよく見ると、どれも「津」という字があることに気が付きます。
漢字が共通するのはすぐわかるけど、他にも何か共通点はあるのかな?と疑問に思ったりしませんか?実は、この「津」のつく3つの地名には、深い繋がりがあるんですよ!
そこで今回は、大津・草津と沼津の共通点をいくつかご紹介したいと思います。それぞれの街についても詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
- 滋賀(大津・草津)と沼津の共通点とは?
- 滋賀(大津・草津)・沼津を深掘りしてみよう
- 滋賀(大津・草津)・沼津のおすすめ観光スポット
知らない土地だけど、共通点があるというだけで、どこか親近感が湧きますよね。この記事が3つの「津」へ、おでかけのきっかけとなれば嬉しいです。
共通点を知ったら、実際に行って自分の目で確かめたくなったわ!
※記事内の施設・価格情報は、記事作成時のものです。
滋賀(大津・草津)と沼津の共通点とは?
まずは前提として、滋賀県に「沼津」という地名はありません!
「沼津」は静岡県にありますが、滋賀県の「大津」や「草津」と似た地名なので、間違える人も多そうですよね。
漢字を見ると、大津・草津と沼津の3つの地名には、「津」が付く共通点があります。「津」という字には「港」の意味があり、いずれの地名も、海や湖が近くにあるのが特徴です。
沼津は、駿河湾が広がる海に面した港町ですが、滋賀には「琵琶湖」、静岡には「浜名湖」と、どちらも湖があるのも共通しています。
かつて琵琶湖は都に近く、浜名湖は都から遠かったことから、近淡海→近江国(現在の滋賀県)と遠淡海→遠江国(現在の静岡県西部)と呼ばれていました。昔から人々にとって湖が身近にあり、大きな存在だったのかもしれませんね。
また、東海道五十三次の宿場名で、「津」の着く地名は、この3つの地名以外にはありません。過去からつながるこの縁のある共通点には、なにか特別なものを感じずにはいられません。
滋賀(大津・草津)と沼津の共通点
- 地名に「津」が付く(「津」=「港」)
- 湖があり、地方名の由来となっている
- 3つの地名とも東海道五十三次の宿場名でもある
滋賀(大津・草津)・沼津を深掘りしてみよう
ここからは、3つのそれぞれの街を詳しく見ていこうと思います。湖や海だけではない魅力が、たくさんありますよ!
①【滋賀県】大津ってどんな街?
大津はこんなところ
大津は、滋賀の南西部にある滋賀県最大の都市です。自然と都市のバランスがとても良く、湖はもちろん、山あり川ありの自然豊かな環境と、京都駅から電車で10分という好立地なのも特徴です。
文化財保有件数は、京都・奈良に次ぐ全国3番目で、琵琶湖の水上交通の重要な場所でもあり、歴史遺産が豊富な水辺の街として知られています。
大津の歴史
天智天皇が近江大津宮に遷都してから1350年の歴史を持つ古都で、歴史上有名な人物たちにも愛された街です。
最澄が創建した天台宗総本山の「延暦寺」や紫式部が源氏物語を書いた「石山寺」などは、大津の名所として有名です。
大津と言えばここ!
琵琶湖を一望できる「びわ湖テラス」や、世界最大級の長さを誇る「びわこ花噴水」など、風光明媚(めいび)なスポットがたくさんあります。
競技かるたの聖地と言われる「近江神宮」は、紅葉の名所としても人気です。
▼おすすめ関連記事|こちらの記事でも、大津のおすすめスポットを紹介しています♪
②【滋賀県】草津ってどんな街?
草津はこんなところ
草津は、滋賀の南東部に位置し、滋賀県2番目の人口を有する都市です。JRや名神・新名神・京滋バイパスなど、日本を東西に結ぶ交通の要衝です。京都駅まで電車で20分と立地の良さも兼ね備えています。
湖南アルプスから吹く風は気持ちよく、夏は涼しく冬は暖かい穏やかな気候で、住みやすい街No.1にも選ばれるほどです。
草津の歴史
昔の草津は、東海道と中山道の分岐・合流の地で、現在へと続く交通の要衝でした。東海道52番目の宿場町で、今も残る「草津宿本陣」は、国の史跡指定を受けています。
草津と言えばここ!
人々の暮らしと豊かな自然が調和した、草津ならではのスポットがたくさんあります。
「滋賀県立琵琶湖博物館」や「草津市立水生植物公園みずの森」は、「湖と人と生き物」をテーマにした展示で、子供から大人まで楽しめる施設です。
「草津川跡地公園」は、緑が多く四季の移ろいを存分に感じられる公園で、おしゃれなカフェやショップなども立ち並びます。
▼おすすめ関連記事|こちらの記事でも、大津・草津の魅力を紹介しています♪
③【静岡県】沼津ってどんな街?
沼津はこんなところ
沼津は、静岡の東部、伊豆半島の付け根にある都市で、水産業が盛んな港町です。駿河湾の豊かな恵みを受け、沼津港では1,000種類もの魚が水揚げされます。
温暖な気候の沼津は農業も盛んで、温州みかんやお茶の産地としても知られています。
沼津の歴史
沼津は東海道12番目の宿場町で、かつては人・もの・情報が交わる拠点でした。「沼津城」の城下町としても栄えていました。
古くから漁業も盛んで、古来からマグロ漁が行われていた記録が残っています。
沼津と言えばここ!
静岡屈指の港町の沼津で外せないのが「沼津港」です。セリを見学できる「沼津魚市場INO」や、水揚げされたばかりの新鮮な魚が味わえる「沼津みなと新鮮館」「港八十三番地」などの施設があります。
日本一深い駿河湾が広がる、沼津ならではの水族館が「沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム」です。生きた化石と言われる、シーラカンスの展示は迫力があり必見です。
【追加移動情報】滋賀から沼津へ行くには?
滋賀から沼津へ行く場合、新幹線を使うと約3時間、車で行くと約4時間掛かります。詳しくはこちらで調べられますよ!
滋賀(大津・草津)・沼津のおすすめ観光スポット
ここでは、各都市のおすすめ観光スポットをご紹介します。その中でも滋賀は、おすすめの場所をピックアップしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
①滋賀県|大津のおすすめ観光スポット
- びわ湖テラス
- びわこ花噴水
- 近江神宮
【Pick up】びわ湖テラス
標高1,100mの山頂にある、琵琶湖を一望できるスポットで、絶景を望めると今SNSでも大人気です。カフェでくつろぎながら、テラス席からの大パノラマビューがおすすめですよ!
公式サイト:びわ湖テラス
その他大津の観光スポットの参考に
▼おすすめ関連記事|こちらの記事では、びわ湖テラスを詳しく紹介しています♪
②滋賀県|草津のおすすめ観光スポット
- 滋賀県立琵琶湖博物館
- 草津市立水生植物公園みずの森
- 草津川跡地公園
【Pick up】滋賀県立琵琶湖博物館
日本最大級の淡水魚類展示があり、琵琶湖のすべてを体感・学べる体験型の博物館です。五感を使って、琵琶湖や生き物を楽しめるさまざまな仕掛けは、大人も子供も楽しめます。
公式サイト:滋賀県立琵琶湖博物館
その他草津の観光スポットの参考に
おすすめ関連記事|こちらの記事では、滋賀県立琵琶湖博物館を詳しく紹介しています♪
③静岡県|沼津のおすすめ観光スポット
- 沼津魚市場INO
- 沼津みなと新鮮館
- 港八十三番地
沼津の観光スポットの参考に
まとめ
今回は、滋賀(大津・草津)と沼津の共通点や、それぞれの街の特徴・観光スポットをご紹介しましたが、いかがでしたか?どの水辺の街もすてきなところがたくさんありましたね!
滋賀と静岡では距離があり、同じ地方でもなく、一見すると共通点はなさそうですが、昔や都市のことまで深掘りすると、いろいろ見えてきて面白いですね。
旅行の際など、その土地についてちょっとした豆知識を持っていけば、旅先でより楽しめることがあると思います。この記事がその参考になれば幸いです。
滋賀(大津・草津)と沼津の共通点
- 地名に「津」が付く(「津」=「港」)
- 湖があり、地方名の由来となっている
- 3つの地名とも東海道五十三次の宿場名でもある