滋賀の空き家問題を考えてみる VOL.1

 ここ数年における滋賀県の人口増加率は、ほぼ横ばい状態。全国的に見ればまだ良い方だ。しかし、主要駅周辺を除くエリアでは過疎化が進み、さまざまな問題を抱えている。その中の一つが「空き家」問題である。
 
 これは、家の所有者だけの問題ではない。建物の老朽化により、そのうち崩れてくるのではないか、といった安全面における不安を近隣住民に与えている。実際、市役所をはじめとする住民の相談窓口には、こういった相談がよくあるようだ。

他人事ではない?
空き家問題の原因

空き家の所有者も、好きでほったらかしにしているわけではない。たとえば、

●建物の資産価値が低く、売りたくても売れない。

●親から譲り受けた土地、建物だけに思い出が詰まっていて解体・売却をしたくない。

●近くに住んでいないので、自分でまとまった手入れを行うことが困難。

 

など、空き家にしてしまっている理由はさまざまだ。
 そんな中、手放すに手放せない空き家を思い切ってリフォームすることでこれらの問題の解決を図っている方も増えているとの噂を耳にした。

 真相を探るべく今回は、空き家のリフォームなども多く手がける匠工房の、彦根店 店長代理 古屋雄大さんにお話を聞いてみた。

空き家について
リフォームのプロに聞いてみた

株式会社匠工房 彦根店     店長代理 古屋雄大さん

 お家に悩みを抱えておられる全てのお客様に、【安心】と【快適な生活】を提案できるよう日々努力しております。 
 リフォームというのはお客様の生活に直結する【住環境】に携わらせていただくということです。その大きな責任と覚悟を持つと共に、なによりもお客様に対する情熱と誠意を持った対応を大切にしていきたいと思います。 
どうぞよろしくお願いいたします。

実際に空き家の相談というのはあるのでしょうか?

そうですね、ありますね。今まで携わったもので言えば、空き家を改修して塾兼フリースペースに変えたり、古民家カフェにされる方がいらっしゃいました。

なるほど。売却では無く再活用という事なんですね。

はい、やはりご先祖から受け継いだなどの理由で、再利用したいと考える方が多いようです。

商業利用以外もあるのですか?

リフォームをして住みなおすケースも多いですね。実際土地を新たに買うようりも予算の面で大分助かるところはあると思うので。何よりも想い出も沢山詰まっているので、再利用したいと考える方は多いです。
 空き家にお困りの方は、ぜひリフォームという方法を選択肢の一つに入れてみてください。

古谷さん、ありがとうございました。

株式会社匠工房が手がけられた
リフォームの一例をご紹介

リフォーム前

リフォーム後

畳や襖の汚れが蓄積していた古民家を、古さを一切感じない新築同様の仕上がりに。
リフォーム前

リフォーム後

古い民家の外観は、塗装や建具の取り替えだけでも大きく変わります!

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