私たちが日々生活する上で、必ず発生するごみ。
近年、都市部や人口の密集した地域を中心に、人々の生活スタイルの変化に伴って一般ごみ(家庭ごみ)の量が増加しています。
コロナ禍、「外出自粛や生活様式の変化に伴ってごみが増えている」というニュースがよく聞かれましたが、実はそれ以前から一般ごみは増加傾向にあったのです。
その影響で、収集業務に遅延が生じ困っているという自治体・収集業者が増えてきています。
しかし、一般ごみはこれからも増加していくと見られています。それは一体なぜなのでしょうか。
これからも増加すると見られている一般ごみ
コロナ禍の外出自粛の影響を除き、近年、一般ごみが増えた主な理由として、3つの理由が考えられます。
- 使い捨て社会の広がり
テイクアウトや一回限りの使用を前提とした製品が増えているため。 - 包装材の増加
個別包装など、商品の取り扱いや衛生上の理由から多くの包装資材が使われているため。 - 消費の傾向
新製品の購入や衣料品の買い替え、手軽な食事や商品の利用、通信販売の拡大のため。
主な理由を見ていると、一般ごみはこれからも増加傾向にあるというのも納得です。
リサイクルやリユースを推進しても、私たちが生活する上で、これからも多くの一般ごみが出ることは間違い無いですよね。
各自治体や収集業者が抱える問題・課題
ごみが増えれば、どうしても今までより収集業務に時間がかかってしまいます。
収集業務に必要な時間が増え、収集時間に遅れが出てしまことが増えたという声も多く聞かれます。
また、ごみが増えたこと以外にも、元々各自治体や収集業者が抱えている課題もあります。
気づけば地域住民からクレームの電話が…というケースも多々ある様です。
よくある問題・課題
- 収集ルートが非効率
ごみ収集の効率を高めるためには、効率的なルート設計が重要です。
地域の特性や交通状況を把握し、効率化を図る必要があります。
各戸回収地域では、時間通りに家の前に出していたのに回収されていないというクレームもある様です。
そのため、効率的かつ収集漏れを防げるようなルート設定が必要になります。 - 収集時間が長い
収集時間が遅延すると、余分なコストがかかってしまいます。
住民から「時間通りに出したのに回収されていない」というクレームの電話がかかってきてしまうことも。 - ドライバー不足
少子高齢化のあおりを受け、ごみ収集業務に関しても人手不足が深刻です。
そのため、限られた人材で効率的に業務が進められる体制作りが必要です。 - 収集作業による渋滞
ごみが増えて収集作業にかかる時間が長くなったこと・通勤時間帯であることが原因で、ごみ収集車が収集作業中に道を塞ぎ、渋滞を引き起こしてしまう場合があります。
効率的にごみ収集業務を進めるには
ごみ収集業務における問題や課題を解決するには、いかに効率的に業務を進めるかを考える必要があります。
では、具体的にどういう改善を行えば、効率的に業務を進められる様になるのでしょうか。
それは、システム化を行う事です。
近年、どの業界でもシステム化を行う事で、業務効率が改善されたり、今までの問題が解決できたという声がよく聞かれますが、それはごみ収集業界においても同じです。
システム化する事で効率的にごみ収集業務を進め、スタッフの手間を減らし、無駄なコストをカットしたりすることができます。
また、同時に地域住民の生活や、自治体の効率的な運営にも繋がるのです。
ごみ収集における問題・課題の対策として有効なシステム化。
そこで、こちらでは滋賀県の会社アナログエンジンさんの、直感的に触れて誰でも簡単に使える「一般ごみ(家庭ごみ)収集管理システム」をご紹介します。
一般ごみ(家庭ごみ)収集管理システム
アナログエンジンさんでは、2015年より販売していたバーコードによるごみ収集位置情報 システムをアップデートし、バーコードだけでなく新たにGPS を使ってシステム上で情報を一括収集することでごみ収集の円滑化・効率化を図れる、ごみ収集管理システムを提供されています。機能とデザインを兼ね備えた説明不要の管理画面だから直感的に操作でき、誰でも簡単に使う事ができるそう。既に複数の自治体・収集事業者で導入されているというのも納得ですね。
4つの特徴
01|リアルタイムでごみの収集状況を把握
自動状況更新システムにより、常に最新の収集状況を確認できるとの事。
色分けされた画面はどのエリアが収集済みか一目でわかるので、お問い合わせにも迅速に対応できそうです。
02|GPS機能搭載スマートフォンで簡単に業務効率をアップ
ごみ収集後、バーコードなら読み込むだけ、GPS は位置情報をもとに取得ボタンを押すだけで収集状況を反映。
シンプルな操作なので、新人スタッフさんでもミスなく簡単に操作できそうですね。
03|集積所の登録も、位置情報を利用して簡単に
GPS機能搭載スマートフォンを使えば、地点登録画面にてコードや名称を入力し、スマートフォンのカメラで集積所を撮影するだけで簡単に登録ができました。
04|専用のサーバで安定稼働
完全自社運営のサーバは、24 時間有人監視つき。
常時サーバとシステムの異常・負荷を監 視し、万が一の時には即座に対応されています。 また、クラウドシステムなのでアップデートも全システムに即座に反映されるとの事。
全国での実機デモ・打ち合わせに対応されており、実際のご利用状況や業務のフロー、ごみ収集トラブルの対応事例についての話を聞くこともできるそう。以前からのバーコードによるごみ収集位置管理情報システムの購入や、システムのカスタマイズも行われています。
詳しい情報やお問い合わせ先は、下記サイトをご覧ください。