ドラマが好きな人って多いですよね!ストーリー性が面白かったり、俳優さんの演技に感情移入してしまったりと様々な楽しみ方があるかと思います。

今回特に伝えたいことは、ドラマの「ご当地感」という魅力!!それぞれドラマには舞台となる土地がありますよね。その土地の有名な場所が登場したり、特産品を登場人物が食べていたり、方言が聞けたり……。

その中でも今回は滋賀のドラマをピックアップして1つの記事にまとめました!ぜひ最後まで読んでいってください。

滋賀ならではのドラマとは?

滋賀のドラマなら誰もが知る「琵琶湖」にまつわるストーリーやその土地を実際の舞台とした作品もあります。また、言葉では「近江弁」という方言が聞けたり、近江牛の料理や「たねや」のお菓子など地元では有名なグルメが出てきたり。想像するだけでわくわくしてきますね。

何より滋賀の人たちの思いが詰まった作品も数多くあり、とても面白いので、作られた背景や概要と共にイチオシの1作品と過去の滋賀が舞台となった話題作もご紹介します。

今イチオシのドラマ「キャンパスで会おう!」を知ってほしい

まず、今イチオシの作品ですが、「キャンパスで会おう!」という作品は観たことはありますか?

2021年11月にNHK大津放送局が80周年を迎え、その記念で作られたドラマなので、「おうみ発630」というニュース番組内で放送されていました。

■タイトル:「キャンパスで会おう!」

■放送日時:2021年 11月15日(月)~11月19日(金)

■話数:全5話(1話約30分)

どんなお話?

時は2020年の1月末頃になります。主人公の石山美海が大学の入学試験で草津真琴と知り合い、もし合格していたら、入学式に再会しようと約束するのです。

ですが、皆さんもご承知のようにこの時期はコロナウイルス感染症が流行り出した時期でもあり、入学式の中止や授業のオンライン化などで2人は会えないどころか、お互いが合格したかどうかすら分からない状況に陥ってしまいます。

この不安が渦巻く状況下で、石山美海は様々な感情を抱えながらも草津真琴と会える日を信じてキャンパスライフを過ごしていく日々が描かれています。

見どころは?

やはり注目すべきポイントは「コロナウイルス感染症」という観点で、私たちの現在の状況とリンクする箇所がたくさんあるところですね。

未だにコロナウイルス感染症は終息せずに苦しんでいる人達は多くいると思います。その中でも、この作品は大学生の生活に着目して様々な思いをリアルに表現しています。現実でもバイトがなくなり学費が払えなかったり、授業がオンラインになったり、サークルや部活動ができなかったりと、数を上げればきりがないでしょう。

一度観てみると皆さんにも共感できるポイントが多いのではないのでしょうか?

実際に、この作品を作る際には滋賀県民の大学生の生の声を元に作成された経緯もあり、それだけリアリティーが高く、人の思いをストレートに表現したものになっているとも思えます。NHK大津放送局のHPでは滋賀県民の方のリアルな声を動画で募集する企画『ナゼシガ!?』もあります。こちらも是非チェックしてみてくださいね。

ストーリー以外の注目ポイントも!

映像だけでなく音楽にも注目です!今作品のテーマ曲『幸せにはならない』を歌うのは滋賀県が生んだシンガーソングライターのYeYeさん。2011年『朝を開けだして、夜をとじるまで』という曲でデビューして、その翌年のCDショップ大賞でニューブラッド賞を受賞しているんだそうです。

また、YeYeさんは作詞作曲はもちろん、楽器の演奏もセルフプロデュースされているそうです。このような点も滋賀の新たな魅力を発見する一面ですよね。

他にも抑えておきたい滋賀が舞台の作品たち

「キャンパスで会おう!」以外にも、滋賀発のおもしろいドラマや映画はいくつもあります。その中でも今日は3つ、みなさんに紹介します!

①『麒麟がくる』(令和2年1月19日~NHK大河ドラマ)

戦国時代初期を舞台として、歴史上の人物である明智光秀に焦点をあてた大河ドラマですね。知っている人も多いかと思います。

実は滋賀県は明智光秀のゆかりの地でもあり、織田信長が比叡山焼き討ちにした後に明智光秀が復興したとされる「西教寺」なんかも有名で、実際に訪れる人も多かったそうです。歴史ファンにとってはたまりませんね~。

もっと知りたいという方は、『明智光秀公ゆかりの地「びわ湖大津の城跡」』というこのドラマの作成に合わせて作られたパンフレットを見てみてください。

②『スカーレット』(令和元年9月30日~NHK朝ドラ)

滋賀県甲賀市信楽という地名が舞台の連続ドラマ。信楽(しがらき)は日本六古窯(にほんろっこよう)に数えられる焼物の産地であり、町にはなんと200以上の窯元が点在するのです。

日本六古窯(にほんろっこよう)ってなに?

「日本六古窯(にほんろっこよう)」は、古来の陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続く代表的な6つの産地(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)の総称です。

主人公はもちろん陶芸家です!戦後間もなくして大阪から信楽へやってきた川原喜美子が地元信楽焼の魅力に惹かれ、女性陶芸家として波乱万丈の人生を生きていく姿を描いています。

地元の甲賀市の信楽高原鐵道では『スカーレット』ラッピング列車も走っています。これもまた実際に現場へ行ってみたくなりますよね~。(『連続テレビ小説「スカーレット」列車を見に行こう!『信楽焼』の窯元「宗陶苑」もご紹介します!』こちらの記事に実際の写真が掲載されています!)

③『偉大なる、しゅららぼん』(2014年公開、映画)

濱田岳と岡田将生が主演を務めた。パワースポットとしても有名な琵琶湖を舞台としたファンタジー系の映画です。

主人公の日出涼介は「湖の民」という不思議な力を持つ日出一族の分家の子息の1人で、高校への入学を機に、本家へ修行に行くのですが、本家の子息であり最強の力を持つ日出淡十郎に振り回される波乱万丈の日々を迎えることになるのです。

歴史やその土地との深い関係はないのですが、誰もが知っている琵琶湖が舞台となっているところが、多くの人にも理解しやすくていいですし、何よりちょっとコメディ要素もあるところもいいですね。

まとめ

さて、イチオシの1本と他の注目作品をいくつか紹介しましたが、如何でしたか?

滋賀のおすすめドラマ

  • キャンパスで会おう!
  • 麒麟がくる
  • スカーレット
  • 偉大なる、しゅららぼん

滋賀が舞台になっている作品は他にもたくさんありますし、それぞれ特産品や歴史、その土地柄など面白みは幾通りもありますよね!

これを機に滋賀だけでなく、皆さんの地元や気になっている土地の作品を探してみるのもいいかも知れませんね。