源氏物語を生んだ女性作家である「紫式部(むらさきしきぶ)」。【平安時代】というと京都を思い浮かべる方も多いと思いますが、彼女は実は「滋賀にも縁が深い」のをご存じでしょうか。

滋賀太郎
滋賀太郎

えっ、そうなんですか!? てっきり京都ばかりだと思っていました!

ふふふ……源氏物語の聖地巡りには、滋賀も欠かせないスポットなんですよ♪

近江びわ子
近江びわ子

滋賀との関係や、スポット情報をお届けします。1000年の時を経て今なお色鮮やかな紫式部と『源氏物語』、滋賀のスポット巡りもおすすめです♪

滋賀と【紫式部】の関係は?

※ 画像はイメージです

かつて紫式部は、近江(今の滋賀県)へ実際に来たことがあったのです。

近江の風景は『源氏物語』作中にも登場し、また、「訪れた際に詠んだ」とされる和歌がいくつも残されています。そしてその内、特に有名なのが大津市にある【石山寺】! 紫式部ファンも多く訪れる人気スポットなのです!

このように滋賀もゆかりが深く、各スポットを初め、紫式部にちなんだイベントなどが滋賀でも積極的に行われているのです。

近江びわ子
近江びわ子

同じく、お隣の福井県もゆかりの地があるんですよ♪ 当時も土地が地続きで、活発に人の行き来があったことがわかりますね!

紫式部とは

平安貴族たちの間で人気となった作品『源氏物語』の作者で、平安時代の女性作家の1人です。2,000円札の肖像にもなりました。

源氏物語とは

恋多き男性「光源氏」を主人公に、さまざまな恋模様や人々の葛藤・苦悩なども織り交ぜて書かれた物語です。ストーリーは光源氏が作中で亡くなった後も続き、その息子・孫へと視点が移っていきます。現存する長編小説としては世界中でも最古といわれています。

なぜ紫式部は近江を訪れた?

京の都で暮らしていた彼女がなぜ近江を訪れたのかには、大きく2つの理由があります

  • 越前へと向かう旅
  • 石山寺への参詣・参拝

父親の赴任に同行した

父親である藤原為時(ふじわら-の-ためとき)が越前(今の福井県越前市)の勤務となった際、赴任地である越前に一緒について行ったといわれています。その旅程で通過したのが近江でした。

道中では、琵琶湖を船で渡ったとされています。

近江びわ子
近江びわ子

現代のような自動車など無かった時代、湖を使った航路は重要な移動ルートだったのですね!

石山寺への参詣・参拝が当時のブームだった

平安時代、貴族の女性たちの間では石山寺へと参詣・参拝するのが流行していたそうです。平安時代よりも古く奈良時代に建てられた石山寺は、別名「花の寺」とも呼ばれています。現代でも女性人気も高い美しい寺院ですね。

「石山寺に滞在している間に、『源氏物語』の構想を得た」とも伝わっていますが、その説を裏付けるような記録などは見つかっていないそうです。

▽ 石山寺についてはこちらの記事で詳しく紹介しています!

滋賀の【紫式部】ゆかりのスポット

石山寺を含め、滋賀で紫式部に関するスポットはたくさんあります! 令和6年(2024年)に放送された大河ドラマ『光る君へ』の展示施設もできました。

光る君へ

紫式部がヒロイン「まひろ(紫式部)」のモデルとなった大河ドラマ。

源氏物語に登場する場所

  • 石山寺【大津市】
  • 逢坂の関【大津市】
  • 比叡山延暦寺【大津市】 など

紫式部が和歌に詠んだ(または詠んだといわれている)場所

  • 深坂古道【長浜市】
  • 塩津神社【長浜市】
  • 三上山【野洲市】
  • あやめ浜【野洲市】
  • 磯の浜【米原市】
  • 伊吹山【米原市】
  • 白鬚神社【高島市】
  • 沖島【近江八幡市】 など

その他スポット

  • 光る君へびわ湖大津大河ドラマ館【大津市】※大河ドラマ『光る君へ』の展示施設
  • 三井寺【大津市】※親族にゆかりがある
  • 紫の道【大津市】※親族にゆかりがある
  • 慈眼堂【大津市】※供養塔がある
  • 融神社【大津市】※ [ 光源氏 ] のモデルといわれる1人 [ 源融氏 ] が祀られている
  • 塩津浜【長浜市】※歌碑がある
滋賀太郎
滋賀太郎

「光源氏のモデルでは?」といわれる人物は幾人かいて、源融氏もその1人です。藤原道長も有名です。

まとめ

この記事では、滋賀県と【紫式部】の関係にスポットを当てて紹介いたしました!

  • 平安時代、近江(滋賀)を訪れていた
  • 作中に近江が登場したり、和歌が幾つも残ったりしている
  • ゆかりのスポットが滋賀にはたくさんある

関連スポットといえば京都の名前がまず上がるかと思いますが、滋賀県や福井県もゆかりが深く、現代まで大切に守られています。滋賀で観光の際は、ぜひ平安時代の日々にも想いを馳せてみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。