琵琶湖では毎年、夏の遊泳シーズンに事故が発生。特に、2023年にはお盆頃に集中して死亡事故が複数発生したこともありました。

遊泳場や警察では水の事故への注意が呼びかけられています。

実際には過去にどのような事故が起こったのか、事例と合わせて原因もお伝えします。

※ 琵琶湖で水難事故に遭った時や、遭難者を見かけた時の通報は……110番
  (滋賀県警察本部へ)

過去に琵琶湖でお盆付近に起こった事故は?【2023年】

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2023年のお盆付近では死亡事故も発生しています。また、水上バイク・プレジャーボートの絡む事故もありました。

事例
2023年 8月7日大阪府からサッカークラブのメンバーと訪れていた小学生の男の子が溺水して亡くなった
2023年 8月9日京都府から友人グループで訪れていた女性が、バーベキューと飲酒の後に遊泳して亡くなった
2023年 8月14日京都府から友人グループで訪れていた男性が遊泳して亡くなった
2023年 8月20日ウェイクボード(※)で遊んでいた女性が転倒し、左足を骨折した
2023年 8月20日トーイングチューブ(※)で遊んでいた女子学生が落水し、意識を失って病院に搬送された
2023年 8月26日水上バイクの飲酒運転で、遊泳していた小学生2人に接触し怪我をさせた

※ 「ウェイクボード」「トーイングチューブ」は、利用者が浮き具に乗り、水上バイクなどでけん引することで遊ぶレジャースポーツです。

▽ 夏は登山シーズンでもあります。山での事故例はこちらをご参考ください

原因は

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琵琶湖での水難事故は毎年発生していますが、特に「西側」で遊泳中の事故が多いようです。これは琵琶湖の地形と、観光アクセスのしやすさも関わっているとみられます。

1:地形

湖の水面は一見すると平坦に見えますが、水面下では「すり鉢状」にくぼんでいます。簡単にいえば「中心(沖合)にいくほど深い」ということです。
特にすり鉢のフチにあたる部分の形の特徴は、東西で異なっています。

  • 東側(湖東)……深くなるあたりまで、岸から比較的距離がある
  • 西側(湖西)……岸から離れると急に深くなるところがある

つまり、湖西で「深みまでまだ距離がある」という感覚で遊んでいると、不意に足が届かなくなったり、泳ぎ疲れた頃に沖合に流されてしまって帰れなくなり溺れてしまったり、というケースにつながってしまうのです。

遊泳場では目印のブイも設置されていますが、場所によってはブイより内側であっても深みがあります。

お盆頃には夏もピークを迎え、体が思った以上に疲れていることもありますよね。「まだまだ泳げる。大丈夫!」と思っていても、疲れでとっさの判断や行動にも影響はでてきます。必ず遊泳エリア内で遊ぶようにし、あまり深い方まで行かないように気を付けましょう。

2:観光アクセスのしやすさ

冒頭でお伝えした過去に実際に起こった事故の事例では、県外から訪れた人も多く溺れていることがわかります。お盆の時期は、長期休みを利用して遠方から遊びに来たり、親族を訪ねて実家に帰省したりと、多くの人が動きます。

琵琶湖で人気の遊泳場のうち、2023年に事故があった「近江舞子北浜水泳場」は大津市。観光ニーズも高く、京都や大阪など西日本側からアクセスもしやすい場所です。

普段「湖」で遊び慣れていない人も大勢訪れやすいので、海水との違いに戸惑ったり、「海とは違うから」と油断したり。そもそも泳ぎ慣れていなかったりもするかもしれません。

また、湖岸ではキャンプやバーベキュー、釣りなどを楽しむ人も大勢います。バーベキューで飲酒後にそのまま遊泳して亡くなったケースもあります。

遊泳場でも気をつけて

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人工的なプールとは違って自然の地形である琵琶湖。浅瀬でも急な深みがあったり、風によっては波も大きく、水温も自然環境に左右されます。

遊泳や釣り、マリンスポーツを楽しむ際には、

  • グループで行動し、全員ちゃんといるか声を掛け合って確かめる
  • 泳ぐ予定が無くてもライフジャケットを着用する
  • 強風の注意報などが出ていないか調べる

など、事故を防ぐ備えをしましょう。

水難から無事救助され助かった例の多くは、ライフジャケットの着用が鍵です。「浮き輪があるから大丈夫!」と思っていても、体に固定されていない浮き輪は、ふとした瞬間に体が抜け落ちてしまうこともあります。
小さなお子さんのライフジャケット着用はもちろん、大人も「なんだか恥ずかしい……」なんて思わずに命のために着用しましょう。

まとめ

この記事では、滋賀の琵琶湖でお盆に起こった事故の事例もまじえながら、遊泳中の水難についてお伝えしました。

水遊び中に事故につながるケースは毎年起こっています。特にお盆は遠方から来た人や、泳ぎ慣れていない人も多く集まりやすい時期。無事に帰るまでが旅行です。

家族や仲間で声を掛け合って、ご安全に!