大昔から近江として人々の行き来が盛んであり、山と湖の自然も豊かな滋賀。県内には数多くの歴史の深い寺社仏閣があります。「白鬚神社 [白髭神社]」もその1つです。

フナウンサー
フナウンサー

湖に鳥居が立っているんでしたっけ? 写真で見たことがあります!

一度行ってみたいと思っていました! どうやって行けばいいのかな……?

近江びわ子
近江びわ子

この記事では、ドライブや観光でも人気の高い「白鬚神社」にスポットを当てて紹介していきます。見どころや歴史もサクッとお伝えしてきますね!

※ 記載の情報は、記事作成時のものです

滋賀の「白鬚神社」に行ってみよう!【基本情報】

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白鬚神社|トップページ

白髭神社 [白鬚神社]は「しらひげじんじゃ」と読み、別名「比良明神」「近江の厳島 [いつくしま]」とも呼ばれる神社です。琵琶湖の西側、高島市にあります。

歴史は古く、近江最古に挙げられる大社です。

近江びわ子
近江びわ子

湖上に立った鳥居の写真で目にする方も多いのではないでしょうか。とても神秘的で、日の出に輝く琵琶湖の姿と共に愛されています。

アクセス情報

  • 住所:滋賀県高島市鵜川215番地
  • 電話番号:0740-36-1555
  • 祈祷受付
    • 通常:午前9:00~午後17:00
    • 冬場:午前9:00~午後16:00まで

琵琶湖沿いを走る国道161号線のすぐそばにあります。

電車の最寄りはJR湖西線「近江高島駅」。駅からは徒歩約40分の立地なので、タクシーの利用が便利です。

滋賀太郎
滋賀太郎

山と琵琶湖に挟まれた、緑と湖が豊かな場所です。

祭神

  • 猿田彦命

「さるたひこ/さるたひこのみこと」と読みます。日本書紀では猿田彦命、古事記では猿田毘古神と記載され、【進む道を照らす道案内の神様】として日本各地で祀られています。

白髪の老人や、天狗の姿で描かれています。

ご利益

  • 延命長寿
  • 縁結び
  • 子授け
  • 福徳(ふくとく)
  • 開運・攘災(じようさい)
  • 招福(しようふく)
  • 商売繁盛
  • 交通安全
  • 道開き など
フナウンサー
フナウンサー

観光名所としても人気ですが、神聖な祭祀の場でもあります。マナーを守って楽しみましょう!

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白鬚神社の見どころ・特徴

見どころ・特徴① 湖中の鳥居

朱塗りの湖中大鳥居は、琵琶湖の水上にたたずむ姿が特徴的です。琵琶湖の向こう岸の山々から登る朝日と共に撮影されたりと、神秘にうつろう情景が人々を惹きつけています。

大昔からあったとも伝わっており、古くは室町時代「近江名所図」という屏風絵にその存在がすでに描かれていました。

本当にそれほど昔に存在していたのかどうかは、不確かだそうです。

近江びわ子
近江びわ子

現在の鳥居は1937年(昭和12年)に寄進で建てられ、1981年(昭和56年)に建て替えられたものです。

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見どころ・特徴② 本殿

1603年(慶長8年)に豊臣秀頼の寄進により建立されました。「檜皮葺き」「入母屋造」という桃山時代に見られる建築様式で、国の重要文化財として指定もされています。

見どころ・特徴③ なる子まいり

数えで「2歳」となる子どもに神前で名前を授ける神事です。授けられた名前を3日間にわたって呼ぶことで、成育と長寿を祈願します。

9月5~6日の秋季大祭の時だけに行われます。

歴史

白鬚神社は「近江最古の大社」とされています。その始まりは古代にさかのぼります。

約2000年前の垂仁天皇 [すいにんてんのう] の時代、皇女である倭姫命 [やまとひめのみこと・倭比売命とも書かれる ] が社殿を創ったとされています。

倭姫命

第11代にあたる垂仁天皇の第4皇女で、大和国から出発し「伊賀」「近江」「美濃」「尾張」を経て「伊勢」へと旅をしたと伝わっています。

天照大神を伊勢に祀り、日本武尊(やまとたける)に草薙剣を授けた女性として、伝説に描かれています。

まとめ

この記事では、滋賀の神社「白鬚神社 [白髭神社 ]」について紹介してきました。

  • 高島市にある!
  • 祭神は「道開きの神」猿田彦命
  • 湖中にある大鳥居、重要文化財である本殿も見どころ

ご利益を求める人々の他にも、美しい情景を撮れるフォトスポットとしても、訪れる人を魅了しています。滋賀へご旅行の際は、近江最古、古来の伝説に触れてみるのはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。